今回は西アフリカ周遊旅行の2日目について書きたいと思います。
この記事で紹介する観光場所は下記の通りです。
①野口英世博士の研究所跡
②ケープ・ゴースト(世界遺産)
③エルミナ城(世界遺産)
④ジョゴ城
さて、野口英世博士の研究所跡から紹介します。
下写真は建物の庭に設置された銅像です。
ここで、野口英世の紹介をいたします。
野口 英世は1876年11月9日に福島に生まれ、1928年5月21日、アフリカのガーナのアクラにて51歳で死去しました。
黄熱病や梅毒等の研究で、数々の論文を発表し、1000円札紙幣の肖像になるくらい、日本の偉人の代表格です。
しかし、細菌学の教科書に『野口英世』の業績が全く出てこないため、海外ではあまり有名なわけでもなく、現地ガイドさんに聞くと、ガーナの人も野口英世は知らないようです。
元医師で、野口英世の著書「遠き落日」や「失楽園」を執筆した渡辺淳一氏も、医学書に志賀潔(赤痢菌の発見など)・北里柴三郎(破傷風菌の純粋培養など)・秦佐八郎(梅毒特効薬の開発など)、日本の高名な細菌学者が次々と登場してくるのに、最も有名なはずの野口英世の名前だけはいくら探しても見つからなかったことで、野口英世にさらなる興味がわいたとのことです。
野口英世の代表となる研究は梅毒スピロヘータの純粋培養と黄熱病ですが、ともに現在では疑問視または否定されています。
また、当時、黄熱病の代表的な研究者であった彼自身が黄熱病にかかり、自分が開発したワクチンも効かず、それが原因で死去してしまい、黄熱病の自分の研究を自分自身が否定してしまったという悲劇があります。
さらに彼が発見したとされる「小児麻痺」の病原体、「狂犬病」の病原体などはウイルスであるとして、後に否定されました。
というのも、当時はウィルスを発見できる電子顕微鏡がまだなかったため、発見不可能でした。
しかし、野口英世は発見や培養は空振りが多かったですが、貧しい家に生まれにもかかわらず、卓越した忍耐力や努力によって、ノーベル生理学・医学賞の候補に三度名前が挙がったほど当時の日本の代表する学者でした。
歴史に”もし”はNGですが、彼の時代に電子顕微鏡があれば、実績と名声を共に手に入れた医学界のスーパースターになっていたようにも思います。
下写真は黄熱病にかかって死ぬまでの体温の記録です。野口英世は、女遊びが趣味だったようで淋病や梅毒で亡くなったという説がありますが、このようなデータが偽説の根拠になると思います。
次は世界遺産のケープ・コースト城です。
この城の歴史は貿易として次のヨーロッパ人が支配していました。
1653年スウェ
ーデン
1663年4月デンマーク
1664年イングランド
1844年イギリス領ゴールド・コーストの植民政府の中心地となります。
下写真の石碑のように2009年7月11日にバラク・オバマ米大統領がミシェル夫人、2人の娘を伴ってこの城を訪問しています。
オバマ大統領は黒人奴隷を監禁するために使われていた地下牢を歩きながらこう語りました。
「恵まれた環境で育った2人の娘、マリアとサーシャにとっては、歴史のなかで人間がいかに残酷になることがあるか知ることが重要だと思う。2人には今回の訪問を通して抑圧や残酷な行為と戦うことへの責任感を持って欲しいと願っている」
大統領はまた、「ここは深い悲しみの場所であると同時に、アフリカ系米国人の大半が経験した旅の起点でもある。アフリカ系米国人として特別の感情を覚える」と語った。
オバマ大統領はアフリカ移民の息子であり、ミシェル夫人はアフリカ系奴隷の子孫です。
奴隷貿易の記事は次から見てください。
お城から出てみました。奴隷はここからでて小舟に乗せられ、貿易船に積み込まれました。
下写真の丸いものは、芋のおもちです。味はなく、となりのソースをつけて食べます。
次は世界遺産エルミナ城です。
この城の歴史は貿易として次のヨーロッパ人が支配していました。
1482年 ポルトガル
※サハラ以南で最古のヨーロッパ建築で、ギニア湾で最初の交易地。
1637年 オランダ
1871年、イングランド(英領ゴールド・コースト)
以下、エルミナ城の写真です。
船長が好きな国旗を船に描くようです。日本の国旗がありました。
ホテルにチェックインしました。目の前はゴールドコースト(黄金海岸)です。
16世紀初頭、最盛期には地球に存在する金の1/10にあたる、24,000オンスがこの海岸から輸出されるくらい金貿易が盛んだったため、この海岸をゴールドコーストとよばれるようになりました。
■つづきは次からみてください。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11076468738.html
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