今回からGWのパプアニューギニア旅行を紹介させていただきます。
パプアニューギニア(略PNG)はオーストラリアの北に位置するニューギニア島の東半分(西半分はインドネシア)です。
ニューギニア島の面積は日本の国土の約2倍の大きさ(東半分のPNGでは約1.25倍)で、グリーンランドに次ぐ面積では世界第2位です。人口は700万人くらい。
成田空港からパプアニューギニア首都ポートモレスビー行きニューギニア航空直行便が週に2回運行しており所要6時間半の近さでありながら、日本だけでなく、世界の秘境中の秘境。
このアクセスの良さですが、このGWの超ハイピーク4月28日成田発のフライトを利用したのですが、半分くらいの乗客率で旅行客はかなり少ないです。
旅行写真の紹介の前に、パプアニューギニアの観光について紹介です。
今回は旅行に焦点をあてて、パプアニュギニア観光の魅力7点を紹介させていただきます。
1.トレッキング
①ウィヘルム山 標高4508m(または4509m)
(はぎーが撮影)
登山レベルは中~上級クラスで登山客が少なく、岩場、泥場が多く、バリエーションがあり、体力が必要です。
外国人の登山家は少なく、5月1~3日に登山したのですが、日本人パーティー2組(12名と8名)、個人1人で計日本人21名しかいませんでした。
また、今回、登山してみて、高山適応性が高い方なら、キリマンジャロ(5895m)よりウィルヘルム山の方が登頂は難しいと思いました。
実際、キリマンジャロ登頂者でも2名はリタイアでした。
②ココダ・トレイル
世界で最も難易度が高いと言われるトレッキングコースです。
もともとは第二次世界大戦時に旧日本軍がポートモレスビー攻略のために100kmを越え切り開いたもので、、破するには6泊8泊の行程となります。
ここはいつか行ってみたいです![]()
(出典:PNGTPAJapan)
2.ダイビング・シュノーケリング
(出典:パプアニューギニア政府観光局HP)
世界で最も美しいスポットが数多くあり、ダイバーや水中カメラマンの天国としても有名です。
パプアニューギニアでは、年間を通じてダイビングができますが、5月~11月にかけてはハイシーズンの時期です。
インド太平洋に属するパプアニューギニア海域は、世界で最もサンゴの多い地域で、海洋生物の種類はカリブ海の5倍にも匹敵するそうです。
以前、世界第二の規模のカリブ海サンゴ礁地帯(ベリーズ)に行き、スポット点々と周り、さんご礁の多さに驚きました。
今回のパプア旅行ではウィルへルム登山とマッドマンとアドベンチャーパークPNG(ラン&動物園)だけで海に行ってませんので、次回のお楽しみです。
また沈潜ダイブと呼ばれるスポットには、第二次世界大戦時の戦艦や航空機、潜水艦などが数多く眠っています。
他にもあります。
ニューブリテン島のキンベ湾では風の影響が少なく、海況は穏やかなため、太古の世界があり、テーブルサンゴをはじめとする色彩鮮やかな生物群があり、海のジュラシックパークを楽しめます。
この4月28日に成田発のフライトに乗ったのですが、パプアニューギニア旅行者の半数以上(もしかして7,8割!?)はダイバーでした。
なぜわかるか・・・ダイバーは多くの機材を持ち込み、危険物もあるたため、チェックインにいろいろ聞かれ、チェックが時間がかかっていたため、チェックインでダイバーかどうかがわかりました。
3.クルージング
(出典:パプアニューギニア政府観光局HP)
PNG随一の大河セピック川の神秘に満ちた中流の観光が外国人に人気です。
日本ツアーでは最近催行していないようですが、エアコンも備えた豪華客船もあり、ウォーター川やカラワリ川などセピック川流域の豊かな熱帯と自然を観光することができ3~6泊のパッケージクルーズがあります。
もっと本格的なセピック川クルーズをした日本有名人がいます。
漫画家水木しげるは博物学者荒俣宏とともにセピック川流域をカヌーで探検しました。
本を読んでみたのですが、高齢者にとってかなりハードな旅でした。
水木先生の性格もわかり面白かったです。
![]() |
荒俣宏の裏・世界遺産1 水木しげる、最奥のニューギニア探険 (角川文庫)
761円
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4.フィッシング
PNGではハードコアな釣りが楽しめます。
ここには怪力世界最強ともいえる怪魚「パブアンバス」(フエダイ科の中でも大型種で、別名パプアンブラックバス、ウラウチフエダイ)が釣れます。全長1m以上で巨大です。
他にもPNG固有種であるスポットテイルバスもいます。
5.民族村訪問ツアー
パプアニューギニアの村落訪問ツアーはPNGで一番おもしろく、特徴のあるかもしれません。
1960年代まで現代文明に触れたことがない民族がみるため、他国に比べ、観光化度が低いように思います。
今回は有名な3つの異名をもつ部族を紹介します。
①マッドマン(泥人間)
(はぎー撮影)
アサロ渓谷の部族は、戦いで弱く、敵に襲われると逃げていました。
ある時、敵に追われ、アサロ川の沼地にはまってしまいました。
起き上がると敵が逃げているではありませんか!
転がって全身泥まみれの姿が亡霊のように見え、敵が逃げたことがわかりました。
それから、この部族は全身を泥まみれにして、敵を脅し、戦いに負けないようになり、この伝統がつづいたようです。
ここはPNGで一番観光化されていますが、実際に見てみると、ゆっくりな動きに不気味さを出してまして、弓矢を向けられたときは、ドキッとしました。
ショーの後は写真タイムもあり、観光ずれしてると期待してなかったのですが、思ったより観光ずれしてなくて面白かったです。
マッドマンの漫画もあります。非常にできばえがよく、諸星大二郎の最高傑作といわれています。
![]() |
マッドメン―完全版 (ちくま文庫)
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②クロコダイルマン
(出典:パプアニューギニア政府観光局ツイッター)
クロコダイルマンがいるセピック川は全長1,126kmに及ぶパプアニューギニア随一の大河です。
セピック川流域には昔からの文化を継承する小さな村が点在し、それぞれ異なる部族が生活しています。
この地域の興味深いところは、森羅万象に精霊が宿るとされる精霊信仰の存在です。
セピック族の一番の特徴は男子の成人式のイニシエーション(儀式)です。
その儀式は世界で一番痛いともいえるもので、竹やカミソリで皮膚を模様にあわせて削ぎ取り、皮膚をそぎ取った傷口に特殊な樹液を塗り、傷口を膨らませます。
その時は背中は血まみれです。
治癒した皮膚は後に、ワニのウロコのようになり、「クロコダイルマン」になります。
なぜそんな痛い目をするのか?
彼らは自分たちの祖先は「ワニ」だと信じており、成人するためにはこの儀式を通過することで、セピック族の精神や魂が宿るという考え方があるからです。
クロコダイルマンはとても女子にもてるのですが、最近はこの儀式をしない男子が増えているようです。
さらにセピック族の文化は独特で、彫刻は「セピックアート」と呼ばれ、世界各国の芸術家、学者の間で注目されています。
漫画家水木しげるも「セピックアート」に魅了され、収集家でもありました。
③ウィッグマン(カツラ人間)
(出典:パプアニューギニア政府観光局ツイッター)
フリ族の特徴は、豪華なカツラ(ウィッグ)。
フリ族のいるタリでは近代文明(欧米文化)との初めての接触(ファーストコンタクト)が1950年代ということで、秘境中の秘境といえる地です。
成人の儀式として、髪を約2年伸ばし続け、学校で自分の髪によるカツラを作り方を教えてもらいます。
入学金は現金か(約8000円)かそれ相当の豚で支払い、卒業まで1年8ヶ月もかかります。
校則をやぶると退学となり、カールが乱れていただけでも退学になるようです。
カツラ学校の入学条件がおもしろいです。
入学条件
・17~18歳の男子か?(戸籍がないので、パプア男性が年を言っても怪しいです)
・入学を希望するか?
・童貞か? (なんだこれは?)
この条件を口頭質問でYESといった人だけが入学できます。
校則は外出許可は、親の葬式か、他部族との戦闘のみと厳しく、戦闘があるのも興味深いです。
20ヶ月後、膨れあがったカツラを整え、盛大に装飾して卒業します。
今は自給自足では行けていけないため、現金が必要なため、カツラは市場で売られています。
残念ながら、国外持ち出し禁止のため、日本に持ち帰りたいなら、自分の髪でつくるしかないです(笑)
④スケルトンマン
(出典:パプアニューギニア政府観光局ツイッター)
世界の果てまでイッテQ! のイモトが扮したガイコツ人間。
ニューギニア島シンブ州にいるスケルトンマン。
伝説で悪霊と戦うために悪霊になるとい起源がある民族で、素早い動きから繰り出される、ダイナミックな「マサライ・スケルトン・ダンス」が見ものです。
6.旧日本軍の戦地
①慰霊碑(ウェワク)
ウェワク戦では日本軍16600人対オーストラリア8500人でしたが、日本軍の食料と弾薬不足のため、日本軍最後の地となりました。
ニューギニア戦全体で日本軍は15万人が亡くなり、生還者は1万人しかいませんでした。
2014年7月11日に安部首相が日本軍慰霊碑を訪れ、碑献花をしました。
②旧日本軍の司令部(ラバウル)
(出典:パプアニューギニア政府観光局HP)
ラバウルは旧日本軍司令部があったところで、山本五十六が最後の夜を過ごし、漫画家水木しげるが駐留し、映画「永遠の0」の舞台となった場所。
ここでは司令部の地下壕(山本バンカー)、大発格納庫、ラバウル旧飛行場跡、南太平洋戦没者の碑などが見れます。
7.動植物の宝庫
①野生動物
世界に現存する原生熱帯雨林は、次の3か所しかなく、生物学的に重要であり、これらの地域が生物多様性の「宝庫」となっています。
・アマゾン盆地
・コンゴ盆地
・パプアニューギニアのジャングル
今回のパプアニューギニア旅行で、すべての場所に行くことができました。
アマゾンではアナコンダ、カワイルカ、コンゴ盆地ではボノボ、世界三大珍種オカピ、パプアニューギニアでは山林系の固有種が豊富です。
具体的には木登りカンガルー、ブチクスクスなどの有袋類、ミユビハリモグラ、国鳥となっている”極楽鳥”、世界最大のハトなど750種以上の鳥類が生息し、そのうち 400種近くは固有種です。
また、世界最大の蝶である希少な ”アレキサンドラ・トリバネアゲハ”など、5万種以上の昆虫も生息しています。
他にも、パプアニューギニアの海岸は、太平洋に10ヵ所しか残されていない、甲長2メートルにもなる世界最大のオサガメの主要な産卵地になっています。
(はぎー撮影:キノボリカンガルー 正面からみるとコアラ、小熊のようで、とってもカワイイ)
パプアニューギニアは約800種類の野鳥が生息しており、バードウォッチング愛好家にはパラダイス。
有名な極楽鳥(フウチョウ族)の全43種のうち、ニューギニア島で36種が確認されています。
他にもオウギバト、ヒクイドリ、ズグロオビロインコ、パプアシワコブサイチョウ、オオハナインコなどもいます。
(はぎー撮影:極楽鳥 ベニカザリフウチョウ)
(はぎー撮影:オウギバト PNG固有種 飛べない鳩)
②植物
パプアニューギニアの植物調査はあまり進んでおらず、50%ぐらいといわれています。
すでに15000種に及ぶ高等植物(維管束植物の草木)ほどあり、パプアニューギニアでは30000種が推定されています。
一方日本の植物は約5000種で、お互いの国土を考慮するとパプアニューギニアは日本の約5倍の植物の種類をもち、世界でも第一級の植物多様性に富む国です。
(はぎー撮影)
以上、PNGの観光についてでした。
105ヶ国旅行した中、驚きが大きかった国はDRコンゴ、ジョージア(グルジア)、エチオピア、インドなどでしたが、今回のパプアニューギニアもこれらの国に匹敵する驚きの国でしたので、次回はPNGのビックリ情報を紹介させていただきます。
■パプアニューギニアの全記事は次からご覧ください。
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