この記事でわかること
- 動画を使って名場面を”なぜいいか”を徹底解説し、両チームの魅力を理解できます!
- 解説者が言わないラグビーの奥深さがわかる1プレーを解説!
- にわかファンもラグビーがより楽しくなる情報をピックアップ!
- ラグビーの見方が変わり、ラグビー観戦がより楽しくなる!
- 実際の観戦で解説者がいなくても、自分だけで試合をより深く知ることができる!
リーグワン13節 横浜E vs 花園L 観戦解説
横浜キヤノンイーグルス(以後、キヤノンまたは赤と呼びます)
花園近鉄ライナーズ(以後、近鉄または白と呼びます)
今回は、”ディフェンスのおとり”と”飛ばしパス”に焦点をあてて解説します。
■キヤノン 0:14~0:30
21番:ファフ ・デクラーク
10番:田村 優
23番:小倉 順平
11番:竹澤 正祥
13番:ジェシー ・クリエル
■近鉄 5:27~5:49
9番:中村 友哉
12番:ステイリン パトリック
6番:菅原 貴人
10番:ジャクソン ・ガーデンバショップ
■キヤノンのプレー解説 8:18~8:30
8:18~8:30のシーンをみてください。
(以下のクリックだけ8:18からスタートします)
21番:ファフ ・デクラーク
10番:田村 優
23番:小倉 順平
これはトライまで読めている作戦です。
まず、デクラークからパスをもらう前に、10番田村は23番小倉にパスすることは決まっています。
10番田村がおとりになって小倉がディフェンス突破すれば、今日の近鉄はタッチライン(グランドの横の線)のディフェンスはできていないので、足の速い11番竹澤にパスすればトライのイメージがこの3選手でできあがっています。
10番田村は横に走ると見せかけ、途中からまっすぐ突破しようとします。
このフェイントでディフェンス2人(下写真、田村の左前二人)がひっかかって突破できています。
さらに10番がすごいのはそのあと23番と示し合わせているので、ノールックパス(パスする人をみないでパス)で右前の選手がタックルにこさせます。これが10番がおとりになっているということです。
もしノールックではなく赤10番は赤23番をみてパスすれば、白は赤23番にタックルを決め、トライはうまれなかったと思います。
10番一人でディフェンスを3人も煙にまくスーパープレーです。
23番は田村のノールックパスの想定のもと、タイミングを合わせ走り込み、パスを受けてディフェンス突破です。すばらしいコンビネーションです。
動画8:19~8:21では0.25倍再生で10番だけをみて確認してください。
田村選手、すごすぎます!
23番:小倉 順平
11番:竹澤 正祥
13番:ジェシー ・クリエル
23番がディフェンス突破すれば、フリーの11番にパスして、つかまりそうなったので、13番がサポートにまわってパスを受け、トライです。
10番のパス以降は、キヤノン自慢の強力バックス陣がいつもどおりのプレーでトライを決めています。
これは3人のディフェンスを翻弄させた10番でトライがほぼ確定したようなシーンでした。
■近鉄のプレー解説 5:27~5:49
9番:中村 友哉
10番:ジャクソン ・ガーデンバショップ
12番:ステイリン パトリック
6番:菅原 貴人
まずは5:27~5:43のシーンをみてください。
(以下のクリックだけ5:27からスタートします)
9番:中村 友哉
10番:ジャクソン ・ガーデンバショップ
12番:ステイリン パトリック
12番:ステイリン パトリック
6番:菅原 貴人
10番:ジャクソン ・ガーデンバショップ
ここで注目したいのは白10番です。
下をクリックして左下にいる10番をトライまで追ってください。
独走ランはよく孤立して、タックルされて、相手ボールになることが多いですが、白6番の動きから、白10番はいきなりギアチェンジしてサポートにまわっています。このサポート力がトライを生んでいます!
■観戦ポイントと最後のまとめ
1.キヤノン
今回のトライは田村選手の3人のディフェンス翻弄で決まったように思い、トライには立役者ですね。
みなさんも観戦からトライの立役者を見つけてみましょう!
最初はわからないと思いますが、リプレーしているとわかってくるかもしれません。あとはこれからの記事でもっと知識を増やしていくのもいいと思います(笑)
2.近鉄
今回のトライは①飛ばしパス、②白6番のナイスボールキャリー、③白10番のナイスサポートがありました。これら1つが抜けていたら、トライにはなっておりません。
これを考えるとさらにラグビーは楽しくなると思います。
今回は次の3つの視点から気づけるかも!?笑
①トライした人はなぜできたのか?
赤13番:赤11番のサポート
白10番:白6番のサポート
②トライまでにどんなディフェンス突破があったのか?
赤10番:横にランすると見せかけ、縦に突進した
赤23番:赤10番のノールックパスのタイミングを合わてパスをうけとれた
白6番:敵の逆をつく、タックルに負けない見事なボールキャリー
③ディフェンスをどう翻弄させたのか?
赤10番:横にランすると見せかけ、縦に突進し、さらにノールックパスで自分にタックルさせた
白12番:飛ばしパスで、ディフェンス1人を翻弄させた
このようにトライには同じような役割をした立役者がいるって面白いですね!
解説を見ていくと新たなヒーローを見つけていくことができますよ。一緒に探しましょう!
今後も観戦解説・観戦ポイントを紹介していきますので、見逃されないように、読者登録をおすすめします。
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他にもラグビー観戦に役立つ情報があります。⇒ラグビ記事一覧
今回は両チームの強みがでた場面を紹介いたしました。
みなさん、記事はいかがだったでしょうか。
よろしければ最下部からコメントをしていただけると、とてもうれしいです♪
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【筆者の過去の経験談】
過去、スカパ-より安い”J SPORTSオンデマンド”に契約変更しました。しかし、オンデマンドでは、もう一度シーンを確認しようとすると30秒バックしかできず、巻き戻しもできないため、プレーを確認しながらの観戦はタイムロスが多いです。
ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします。
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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