【ラグビー】神戸S vs クボタS プレー解説

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この記事でわかること

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リーグワン13節 神戸S vs クボタS  プレー解説

コベルコ神戸スティーラーズ(以後、神戸または赤と呼びます)
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以後、クボタまたは青と呼びます)

今回の学びは、”アドバンテージ””オフロードパス”です。

◆注目する選手は、次の通りです。

■神戸 5:28~5:47 ”アドバンテージ”(下で説明します)
21番:徳田 健太
11番:アタアタ ・モエアキオラ
15番:山中 亮平
■クボタ 1:19~1:36 ”クリーンブレイク”(下で説明します)
9番:谷口 和洋
10番:バーナード ・フォーリー
11番:木田 晴斗
13番:テアウパ シオネ
8番:ファウルア ・マキシ

 

■プレー解説
◆神戸 
5:28~5:47 ”アドバンテージ”
21番:徳田 健太
11番:アタアタ ・モエアキオラ
15番:山中 亮平

以下をクリックして5:47まで0.5倍再生で確認してください。

21番徳田 健太はボールを取りだし、パスを出す動作をしてますが、ボールを出さず(パスダミー)でキックパスをしています。
キックパスは非常に難易度の高いため(ハイリスクのため)、トライのためのキックパスはあまり多くないです。
さらにトライのためのキックパスは10番が多いのですが、今回は21番(9番の交代)がキックしている点も注目です。9番が10番にパスして、10番のパスキックが一般的ですが、早い段階でパスキックしたのも効果的だったように思います。

 トライのチャンスを失うかもしれないハイリスクのチャレンジ。なぜできたのでしょうか。

これは”アドバンテージ”というラグビー特有のルールがあるためです。

アドバンテージ(advantage)について
反則がおこった際に、反則を受けたチームが有利に動いている場合、ゲームを面白くするために、レフリーが「アドバンテージ」と宣言し、プレーを止めずに試合を継続させます。
アドバンテージは次の3つのケースで終了となります。
①反則されたチームが不利になったとき、反則を適用し、反則した位置に戻り、リスタート。
②反則されたチームが反則したとき、反則を適用し、反則した位置に戻り、リスタート。
③反則に見合うゲイン(陣取り)ができた時、レフリーが「アドバンテージオーバー」と宣言し、反則はなかったことになります。いつオーバーにするかはレフリーの主観で、アドバンテージオーバーとなった途端、反則をしてしまう、残念なことは結構、多いです(笑)
アドバンテージ中はハイリスクハイリターンの作戦が失敗しても、その失敗はなかったことにしてもらえて、反則された位置でリスタートしてもらえます。
そのため、アドバンテージ中はハイリスクハイリターンのプレーができるため、皆さん、アドバンテージと聞こたら、どんなスペシャルプレーがでてくるかを注目してみてください

動画に戻ると、青はコラプシング(Collapsing)という「スクラムやモールを故意に崩す反則」をしたため(下写真)、赤はボールを出せる有利な状態のため、5:37にレフリーはアドバンテージを宣言と同時にアドバンテージがあるチームの方に手を横に伸ばし(下写真)、試合継続させます。もし。ボールがでそうにない場合は、反則で試合ストップです。

そこで赤21番はハイリスクのキックパスというチャレンジングなプレーをしました

11番アタアタ ・モエアキオラはその精度のよいキックパスのため、キャッチでき、オフロードパス(タックルを受けながら味方にボールを繋ぐパス)を15番にします。

15番山中 亮平はボールをキャッチし、トライです。

このトライの立役者は21番で、難しいキックパスを見事、決めました!

 

◆クボタ 1:19~1:36 ”クリーンブレイク”
9番:谷口 和洋
10番:バーナード ・フォーリー
11番:木田 晴斗
13番:テアウパ シオネ
8番:ファウルア ・マキシ

以下をクリックして1:36まで0.5倍再生で確認してください。

 

10番バーナード ・フォーリーは9番谷口 和洋からパスを受け、横に流れると思わせるフェイントから直進して、クリーンブレイク(敵に触られずディフェンスライン突破)をしています。このフェイントを動画で確認してください。
その後、味方二人を飛ばす”飛ばしバス”で11番へ。

11番木田 晴斗は倒れそうになると1:31に13番にオフロードパス(タックルを受けながら味方にボールを繋ぐパス)をしながら、さらにバックフリップパス(背中越しに投げるパス)。高度なパスの重ね技です。

13番テアウパ シオネ直進するとすぐに外に押し出されると察知し、右にコース変更。下写真のようにボディバランスが抜群ですね!ここで直進していれば、敵ボールになり、トライはなかったです。
8番ファウルア ・マキシは13番よりパスを受けてトライ!

 

■観戦ポイントと最後のまとめ

1.神戸

アドバンテージを有効に使った、ハイリスクのキックパスを21番がチャレンジ!
みなさん、レフリーが「アドバンテージ」と宣言したら、ボールを持っている人に注目しましょう!スペシャルプレーがでてくることがとても多いです。

 

レフリーは、アドバンテージ中に、普通のプレーをしていると、「まだアドバンあるよ!」っていってまして、多分、スペシャルプレーをして観客を沸かせようよっていう思いがあるのかもしれないです(笑)

またレフリーは「アドバンテージ」を宣言して試合を継続させ、観客が楽しみやすくしたり、「アドバンテージオーバー」と宣言して、アドバンテージを解消したりと、「まだアドバンあるよ!」とスペシャルプレーを促したりと、ラグビーはレフリーの裁量に任されており、レフリーはゲームメーカーです!

 

2.クボタ

ディフェンス突破は攻撃の殊勲で、トライの起点になることも多いため、ディフェンス突破に注目しましょう!

特にクリーンブレイクは速度が落ちず、体勢が崩れず、ボールキャリーでき、大きいゲインができるため、超ファインプレーです。
今回は10番がクリーンブレイクをして、トライの起点をつくりました!
さらにレベルの高い選手のサポートにより、ボールがつながり、トライとなっています。

 

今後も観戦解説・観戦ポイントを紹介していきますので、見逃されないように、読者登録をおすすめします。
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今回は両チームの強みがでた場面を紹介いたしました。
みなさん、記事はいかがだったでしょうか。
よろしければ最下部からコメントをしていただけると、とてもうれしいです♪

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ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

 

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