【ラグビー】静岡BR vs 相模原DB プレー解説

ラグビー
スポンサーリンク

この記事でわかること

  • 動画を使って名場面を”なぜいいか”を徹底解説し、両チームの魅力を理解できます!
  • にわかの方がラグビーがより楽しくなる情報をピックアップ!
  • ラグビーの見方が変わり、ラグビー観戦がより楽しくなる!
  • 実際の観戦で解説者がいなくても、自分だけで試合をより深く知ることができる!

 

リーグワン13節 静岡BR vs 相模原DB  プレー解説

静岡ブルーレヴズ(以後、ブルーレヴズまたは青と呼びます)
三菱重工相模原ダイナボアーズ(以後、ダイナボアーズまたは緑と呼びます)

今回の学びは、”ロングキック””ラックの攻防・キックパス”です。

◆注目する選手は、次の通りです。

ブルーレヴズ 7:04~7:24 ”ロングキック”
9番:ブリン ・ホール
11番:キーガン ・ファリア

ダイナボアーズ 3:16~3:57 ”ラックの攻防・キックパス”
10番:ジェームス ・シルコック
15番:アライアサ 空ローランド

 

■プレー解説
ブルーレヴズ 
5:28~5:47 ”ロングキック”
79分を過ぎて、ブルーレヴズはたった3点リードで逆転負けするおそれのある場面。
青9番ブリン ・ホールはロングキックをして、緑からロングキック、さらに青11番キーガン ・ファリアがロングキックとキックの応戦しています。
それからラインアウトからモール(ボールを持っている状態での密集)にもちこんでトライです。
これで勝利を確定させることができました!

以下をクリックして5:47まで観て、2回目以降0.5倍再生で確認してください。

ラグビーは陣取りゲームでボールを前に投げれないため、大きく陣地を回復するのは、ロングキックしかありません。そのためロングキックが勝敗を大きく左右しますので、以下の記事を読んで、試合中によくあるキックを理解すると、より試合が楽しくとなります!

キックの応戦は初心者には退屈だったり、なぜ蹴り合いをしているかわからなかったりします。次の記事をよく理解されると、キックに断然、興味がわきます。知人はこれを知って、試合でキックを一番注目するようになっています。
【ラグビー】重要戦術”キック”は諸刃の剣!

 

今回は青11番キーガン ・ファリアのロングキックに注目です。50:22キック(自陣からキックして敵陣の0~22mのタッチラインからボールが出る前にワンバウンド以上必要)を決めています。
この50:22キックはボールを外に出しても、自分ボールでラインアウトができ、得点のビックチャンスとなります。しかし、50:22キックをミスにすると痛手を負うおそれがあるため、ハイリスクハイリターンのキックと言えます。(50:22キックとこのキックがなぜハイリスクなのかについて上の記事で詳しく説明していますので、ご覧ください)

 

50:22キックが決まって、ラインアウトからモールにして、ブルーレヴズはパワー全開で敵をなぎ倒し、倒れた緑選手がトライを邪魔したとして、ペナルティトライ(トライとなる可能性があるプレーを阻害した時にでる反則で、この後のコンバーションキックもなく、7点がはいります)となり、勝利を確定させました!

この試合は両チームのフィジカルバトルが凄まじく、とても楽しい試合でした。
もし、レッドカードがなければどんな試合になっていたか、とても気になります。

 

ダイナボアーズ 3:16~3:57 ”ラックの攻防””キックパス”
10番:ジェームス ・シルコック
15番:アライアサ 空ローランド

3:33~3:47 ボールラックでボール争奪戦が繰り広げられています。両者の意地がみえる名場面です!
3:54~3:57 10番のキックパスで15番にパス⇒ペナルティトライ

以下をクリックして5:47まで観て、2回目以降0.5倍再生で確認してください。

3:33~3:47のラックでのボール争奪戦はかなり激しいです。トライの可能性が高く、お互いがガチモードでこのシーンはとても印象的です。それでも緑はボールをキープできました

10番は攻撃の司令塔。あなたが10番シルコックなら、このラック攻防をみて、どんなゲームメイクを考えますか?
筆者はこう考えます。「青フォワードはフィジカルレベルが高いため、フォワードのフィジカル勝負はリスクが高いのでやめておこう。レッドカードのため、14人で戦っているため、ボールをパスして展開していくのは不利だからやめとこう、ここはやはり、敵の後ろのスペースに蹴るキックパスだな」ってシルコックは考えたと思います。
このように10番は試合の運命づける選択を常に考え、攻撃の方針を決めています。

下写真は10番がパスキックした場面です。右に15番が見えます。

ラグビーはボールを持っている選手より前でプレーをしていけないため、10番より後ろの位置で15番がスタンバイしていることがわかります。サッカーなら前でプレーはOKですが、ラグビーは前でのプレーは反則であるため、蹴ったと同時にダッシュしていく必要があります。15番の動きに注目してください。

結局、青9番がトライとなる可能性のプレーを阻害したということでペナリティトライとなりました。
この試合は両チームでペナルティトライになる珍しい攻防があり、まさに僅差での戦いが繰り広がれている証拠だと思います。

 

■観戦ポイントと最後のまとめ

1.ブルーレヴズ

ロングキックの応戦と50:22キックについて解説しました。
良いロングキックを続けられれば、勝率はかなり上がるので、いかにロングキックが大事かがわかります。キックの応戦で、ボールをもつことではなく、陣をどれくらい取り勝ったかを観ると、ラグビーがより楽しくなります。
またロングキックは通常15番または10番が行いますが、今回は11番が蹴っているのが、興味深いのです。

 

2.ダイナボアーズ

ラグビーはキックによる陣地回復とラックでの攻防が勝利に大きく影響します。
この動画ではその両方の好プレーが観られるとても素晴らしい試合でした!

また注目したいのは10番シルコックのキックパスです。映像がないのでわかりませんが、多分、10番はさきほどのラック攻防している間に、15番と目くばせなどして、キックパスのサインを送っている思います。これを確認するには生観戦ですね。
観戦の際にあなたが10番なら、どんな選択をするかを考えてみるとさらにラグビーが楽しくなると思います。

 

今後も観戦解説・観戦ポイントを紹介していきますので、見逃されないように、読者登録をおすすめします。
読者登録
他にもラグビー観戦に役立つ情報があります。⇒ラグビ記事一覧

 

今回は両チームの名プレーの解説をいたしましたが、皆さん、いかがだったでしょうか。
過去の対戦(YouTube動画)でプレー解説のご希望があれば、記事作成の検討をさせていただきます。
ツイッターから”@michi_kiwa”にご感想やご希望のツイートをお願いします。

《これは長~い広告です(笑)》
ラグビーをテレビで観るなら「J SPORTS」がオススメ!
なぜなら、
国内(日本代表、リーグワン、大学、高校)、W杯2023の全試合が見られる!
からです。
スカパーの最安プランには、
「J SPORTS1+2+3+4」2,515円/月+基本料429円/月(税込)がありますよ~。

ネット申込みをして約30分後に視聴できるので、上記をクリックして覗いてみてください。
※申込み初月は視聴料金が無料です。
【筆者の過去の経験談】
過去、スカパ-より安い”J SPORTSオンデマンド”に契約変更しました。しかし、オンデマンドでは、もう一度シーンを確認しようとすると30秒バックしかできず、巻き戻しもできないため、プレーを確認しながらの観戦はタイムロスが多いです。
ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

 

ラグビー
スポンサーリンク
シェアする
”道を、極める”のはぎーをフォローする
道を、極める

コメント