【ラグビー】タップキックからのモール&トライ(ブラックラムズ)

ラグビー

概要

ラグビープレー解説について

毎回1つの名シーンを解説した後、実際のシーンを繰り返し&低速で確認します。これにより、観戦時にはわからなかったチームや個人の魅力、そして奥深さがわかるようになります。これはラグビーの面白さの勘所をつかむ訓練になります。

個人的に意識しているのは、①名シーンの起点や影の立役者に注目すること、②(時間がなく)テレビの解説ではわからなかった、とりあげられなかったポイントを解説する、にこだわっていきたいと思っています!

この記事でわかること

  • ”にわか”の人が楽しめるラグビー観戦ポイントを試合からピックアップ!
  • 観戦時の解説だけではわからない1つの名シーンのポイントを分解して徹底解説!
  • 実況や解説の言葉がわかりはじめる!
  • 実際の観戦で解説者がいなくても、自分だけで試合をより深く知ることができる!
  • すると、ラグビーがわかって、どんどん楽しくなる!

リコーブラックラムズ東京 プレー解説(2023.4.22/第16節)

プレー概要

リコーブラックラムズ東京(以後、黒またはブラックラムズと呼びます)
三菱重工相模原ダイナボアーズ(以後、緑またはダイナボアーズと呼びます)

今回の学びは、反則からのリスタートとモールによるトライです。

◆注目する選手は、次の通りです。

■リコーブラックラムズ
黒6番アマト ・ファカタヴァが黒8番にパス
黒8番ネイサン ・ヒューズはモール(ボールをもった状態での密集)にする
黒7番ブロディ ・マクカランはドライビングモールからトライ

下をクリックして0:57~トライまでを確認してみてください。

 

すごいプレー① 敵のディフェンスタイミングをずらす

このシーンの最初はオフサイド(詳細はコチラ)があり、ペナルティキックで試合は再開する場面です。

黒8番ネイサン ・ヒューズは自分がボールをもってリスタートすると思いきや、ボールを置いて、左に移動します。

 

オフサイドがあった場合、ペナルティキックで試合は再開します。
ペナルティキックは、次の4つから選びます。
ペナルティゴール(H型のゴールポストを狙い、決まれば3点)
②外に蹴り出すタッチキック。ボールがタッチラインの外に出た地点から、マイボールラインアウトで再開
スクラム
タップキック(ボールを自分の足に当てる)をして、その場から自由に攻めることができます。

 

上の補足説明の通り、持ったボールを地面においても試合再開はされません。
ネイサンがボールを置いたということはネイサンがボールキャリをしてアタックしないということです。

 

ダイナボアーズからすると、当然のごとく、アタックエース(トライ数ランキング上位)のネイサン・ヒューズがアタックしてくると思って、身構えており、ネイサンが動くと前にでて、ネイサンがボールを地面に置くと一度、下がっています
ネイサンのフェイクでダイナボアーズのディフェンスのタイミングをずらして集中力をそらし、次の攻撃をさらい有効にしています!

これはネイサンが事前に考えていた作戦のように思います。

次のクリック後、すぐに停止・0.25倍再生に変更して、ダイナボアーズのディフェンスのタイミングがずらされている(前に出て、戻る)のを0:58から何度もみて確認してください。

すごいプレー② 素早いタップキック&パス

黒6番アマト ・ファカタヴァはボールをタップキックして試合を再開させ、すぐに黒8番にパスしています。この動作が早いため、次の黒8番の攻撃が効果的になっています。
もしタップキックでボールが長く転がれば、相手に取られにきますので、ほんのほんのすこし(レフリーがタップしたと確認できるレベル)蹴ればいいのです。

 

この素晴らしいプレー(素早いタップキック・パス)を次のクリック後、すぐに停止・0.25倍再生に変更して、0:58から何度も確認してみてください。

すごいプレー③ フェイクをしてモールに持ち込む

ダイナボアーズは今度こそは黒8番ネイサン ・ヒューズがアタックしてくると思いきや、敵に背中を向けて、モール(ボールを持った状態での密集)にしています。ダイナボアーズは当然、強いアタックがあると思わせて、これまたフェイクでディフェンスのタイミングをずらしています。2度もフェイクをしかけたんですね!これにはダイナボアーズも集中力が切れるでしょうね。

通常はタップキックからモールという展開はリーグワンや大学ではあまりないからです。(高校ラグビーではよくあります)

 

なぜモールにしたのでしょうか?

実はこのプレーの前(前半)だけでモールから3回もトライを決めていました。そこでモールが効果的な攻撃と判断し、ここでも仕掛けたのだと思います。

こう考えるとハイライトだけ見ても、プラン背景がわからないってことですね!

やはり生観戦しても録画をきちんとした方がよいと思います。

モールからのトライですが、この試合ではブラックラムズは前半で4回決め、後半ダイナボアーズが意地をみせて2回決めてやり返しています。
モールからのトライが両者でたくさん観られた珍しい試合で、そういう意味でもとても面白かったです!
モールは最強の攻撃と筆者は考えています。
なぜかというと、「ボールを持っていない攻撃側選手はボールより前でプレーしてはいけない」というルールがあります。
しかしモールだけは例外、ボールをもっいない人でもボールより前で攻撃に参加でき、大勢の攻撃選手が一団(密集)となって相手に責められるからです。さらに、ボールのパス&キャッチがないため、反則リスクが低い中で、ボールキャリーできるからです。
フォワードのパワーが強いチームはモールをひたすら練習すると勝率がかなり上がります!
話はすこし逸れまして、モールからのトライが非常に多いです。
モールからのトライのほとんどがラインアウトからで、ラインアウトでボールスローインをする2番(フッカー)がモールの最後尾から参加する(横から参加するとオフサイドという反則)ことから、モールからのトライは2番が多いです。
なぜ最後尾の選手がボールを持つかというと、敵の長身選手が手を伸ばしてきて、ボールを落とそうとしたり、奪おうとしたりするので、敵から一番遠い(最後尾の)選手がボールを持つからです。
今シーズンのトライ数ランキングの最終結果です。どれくらいフッカーがランキングに入っているかを見てみましょう!

ベスト10の内訳は、11/14番(ウィング)が6名、2番(フッカー)が3名です。フッカーのトライはすべてモールからではないですが、ほとんどがモールからと思いますので、モールは安定して得点できる攻撃です!(フリーのウィングにボールを渡すよりは、ラインアウトからモールは簡単にできるため)
今回、紹介したネイサンはウィングとフッカーで9名占めている中、一人だけ、ランクインしています。
今年、ネイサンは最強のナンバーエイトだったといえるでしょう!
(東芝のリーチもボールキャリーで大活躍でしたが・・)

 

次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して、1:01から黒8番の背中を敵に向けてモール形成を何度も観て確認してください。

すごいプレー④ フォワード全員の総力によるトライ

モールを作ると、フォーワード全員で押して、黒7番ブロディ ・マクカランのトライ!

フォワードの総力というとてもいいトライでした!

 

次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して、1:01から何度も観て確認してください。

 

観戦ポイントと最後のまとめ

今回のシーンは次のファインプレーがありました。

①黒8番ネイサン ・ヒューズは自分がボールをもってリスタートすると思いきや、相手をだまし、左に移動します。そのフェイクでダイナボアーズのディフェンスのタイミングをずらすことができました!

 

②黒6番アマト ・ファカタヴァはボールをタップキックして、黒8番にパスしています。この動作が早いため、次の黒8番の攻撃が効果的になっていました!

 

③黒8番ネイサン ・ヒューズアタックフェイクをして、この試合の得点源のモールに持ち込んでいます。上記①もフェイクで2度もダイナボアーズをかく乱させています!

フォワード全員での総力で押して、黒7番ブロディ ・マクカランがトライ!

◆まとめ
・敵をだますフェイクは攻撃でとても有効
・最強の攻撃”モール”からトライを取る

(フォワードのパワーとスキルで安全にボールキャリーできる)

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今回、名プレーの解説をいたしましたが、皆さん、いかがだったでしょうか。
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【筆者の過去の経験談】
過去、スカパ-より安い”J SPORTSオンデマンド”に契約変更しました。しかし、オンデマンドでは、もう一度シーンを確認しようとすると30秒バックしかできず、巻き戻しもできないため、プレーを確認しながらの観戦はタイムロスが多いです。
ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございましたで

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