【真の立役者は誰だ?!】ワイルドナイツvsイーグルス戦(プレーオフ)

ラグビー
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真のPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は誰だ?!

この記事から得られること(読者・知人の声)

記事いいですね!
よかったのは、(海外選手に)フィジカルで負けてもこんなやり方で突破できる発見です!
あと、前に蹴っても敵にとられるのになんでやるのかなーと不思議に思っていたのですが、それが攻撃サポートがあるからやるんだ、と今よくわかりました😅。
これで、野口くんがPOMである理由が動画でよくわかります。ボールでなく、陣地を取ることの重要性もよくわかり、そして、ワイルドナイツ監督コメントづけで、より説得力増し増しです。
さらにワイルドナイツだけでなく、イーグルスを意識してデクラークも褒めてるし、期待の福井くんも書いてて、雑誌ナンバーの記者として声かけられてもおかしくない!(笑)
もう1つのプレーオフの記事を書いてほしいです!

今日の記事読みました。
この試合のハイライト動画は2回ほど見たのですが、松田力也選手のアップばかりが目立って、マイカ・コロインベテ選手の俊足が際立っていて、試合全体を観たいと初めて思いました。
このシーンの注目すべき選手は、福井選手と野口選手だったんですね。
そうなんだ。ラックの意味がわかった。なんでボールを取りに行かないのか不思議だったんだけど、わかりました。

真のPOMとは?

ラグビーでは、得点をよくあげた人はPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)によくなります。

ラグビーは他のスポーツと比較して、全員スポーツですので、得点者以外にも得点に大貢献したり、得点に絡まなくても、チームの窮地を何度も救う選手が本当にすごいと思っていますが、放送では何にもいってくれません。当然、POMにもなりません。

この記事では【真のPOMは誰だ?!】ワイルドナイツvsイーグルス戦(プレーオフ)ということで、とてもいい試合でしたので、真のPOMをあげたいと思います。
(ただし、皆さんにも考えてもらいたいので、ハイライト動画のみのプレーを対象にしてます)

 

表向きのPOM候補は?

今回のPOMはワイルドナイツの松田 力也でした。
他にも表向きのPOMは
マリカ ・コロインベテ
ディラン ・ライリー
が候補に挙がっていたと思いました。

真のPOM候補は?

筆者はラグビーが陣取りゲームが最大の特徴と思っています。

その陣取りで大貢献した選手を真のPOMとしてあげます。

次はラグビーが陣取りゲームであることを説明した人気記事です!
Google検索で「ラグビー 陣取り」でトップ表示されています。
これがわかると観戦の際、試合を理解しやすくなります!
ラグビーは陣取りゲーム!これでラグビーがわかる

 

真のPOM候補は、福井 翔大野口 竜司です。

この記事のアップ後に放送された「ラグビーわんだほー!(J Sportsの無料番組)」の解説者村上さんのPOMは野口選手で、これから紹介するシーンと同じでした!

ちなみにワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は自分たちの流れをつかめた点で考えると、POMは野口選手のようです。

後半に向けて良くなったのは、横浜Eさんのブレイクダウンでチャンスを与えないようにして、自分たちの流れをつかめた点だと感じています。一人の名前を挙げるとすれば、野口竜司選手を挙げたいと思います。自分たちが、どういうプレーをするべきかを理解していて、プランどおりにアタックしてくれたと感じています」
(引用:https://league-one.jp/news/2400)

私も同意します。過去のプレー解説でも紹介しようと思っても、ハイライト動画にその映像がないことが多いので、野口選手の紹介は難しかったです。

今回は筆者は陣取りゲーム観点で挙げています。その理由は「陣取りゲームとしての観戦」を養う上でよいと思っているからです。

真のPOMに関わる名プレー

■パナソニックワイルドナイツのプレーの概要
15番野口 竜司:ハイパントキック(ボールを高くあげるキック)をして、ボールを取った選手にタックルしています。
6番福井 翔大:野口選手のサポートに急行
4番マーク ・アボット:福井選手に続きサポート
⇒イーグルスは反則で、ワイルドナイツの松田 力也がペナルティゴールを決め、3点獲得

下をクリックして3:57(レフリーが反則をとる)までを確認してみてください。

 

すごいプレー① 【野口選手】ハイパントキック&タックル

野口選手のハイパントキック(他の選手より長距離です)は、相手がキックボールを取ったと同時に自分がタックルできるように距離と高さでタイミングを合わせているのです。

超スペシャルスキルです。日本代表対象者の中で、このキック&タックルは日本一だと思います。

 

ラグビーはなかなか前に進めないスポーツですが、このプレーで45mも陣地を前にもっていき、(通常なら敵のボールですが)、さらにタックルでワイルドナイツのボールにする起点をつくっています。

 

ワールドカップで海外勢に勝利するには、フィジカルでは絶対勝てないため、フィジカル要素が少なく、日本のスピードを活かせる野口選手の「キック&タックル」が必要のように思います。

すごいプレー② 【福井選手】野口選手の素早いサポート

パナソニックワイルドナイツは、野口選手がハイパントキックをして、フォワードがそのサポートを向かう戦術です。

今回のいいサポートをしたのが福井選手です。

では福井選手の動きを追ってみましょう。

■下写真はの野口選手がボールをキック直前で、福井選手の位置を確認してください。

■福井選手は野口選手が追い抜かれるのを待って、野口選手に追い抜かれたので今、野口選手のサポート開始する瞬間です。
※野口選手に追い抜かれた前に、福井選手がボールを取りに行くと ”オフサイド”とい反則になります。ここからの福井選手の動きを下の動画で確認してください。
そうすると、福井選手が他の選手より、運動量の多いことがわかります!

 

福井選手は野口選手のサポートに一番に駆け付けています。

この駆け付けが遅い場合は、赤にボールを確保され、キックされることで40mぐらい陣地を失っています。

整理すると・・・

(a)野口選手のサポートが遅かった場合、敵にキックをされ、野口選手の超ナイスプレーは約5m(野口キック分45m-敵のキック40m)獲得だけに終わります。

(b)福井選手の迅速なサポートのおかげで約45mの陣地獲得

⇒福井選手のサポートで40m(敵にキックをさせなかった分)も得して、そのあと、ペナルティゴールで3点も獲得できたのです!

このプレーで試合の流れがつくれていくという副産物もあります!

 

次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して確認してみてください。

すごいプレー③ 【福井選手】ボールではなく、陣地を取りに行く

ここで知ってもらいたいことがあります。

上写真から福井選手のお尻の下にボールがあります。

相手からボールを取りに行っていないのです。

なぜでしょうか?

(a)もし福井選手がボールを取りに行ったらどうなるでしょう?

立っている敵は二人いるので、ボールを触った時点でタックルされ、もう一人がジャカルされるなどで敵ボールになってしまいます。

ボールを奪った敵はキックしますので、福井選手がこのサポートに間に合わなかったときと同じ結果です(早いサポートが水の泡)。

(他にもノットリリースザボールの反則になる可能性がありますが、ここでは割愛します)

(b)今回のようにボールを取り行かず、福井選手が前に出たら(陣地を取りに行ったら)、イーグルスはどう対処するのでしょうか。

上写真時点ではイーグルスがボールをもっていますので、確保しにいきますよね。でもラグビーではこの密集(ボールが地面についた密集を「ラック」といいます)の後ろからボールを取りに行かないといけないのです。
ということはイーグルスは福井選手を他の場所に動かさないとボールを取りに行けないのです。福井選手をどかさずに横から取りに行くと「オフサイド」の反則です。

オフサイドが分からない方はわかりやすくオリジナル図を作成していますので、次の記事を理解してください。陣取りゲームのラグビーには必須の内容です。

試合の流れからみた”一覧表”のラグビールールがわかりやすい!

そのあと、4番マーク ・アボットもボールをとりに行かず、福井選手が動かされないようにサポートをします。

いかがでしょうか。ラグビーはボールより陣地を優先するスポーツなのです。
したがって、ラグビーはボールを追って観戦してはいけません。陣地の取り合いを観るゲームです。

ボールより陣地を優先するスポーツという理由については次の記事を理解してください。
ラグビーは陣取りゲーム!これでラグビーがわかる

 

現に、下写真では観戦でボールがどこにあるかわからないですよね。ボールを追うから、「人がたくさんいて、何をしているからわからない」とモヤモヤするのです。

ラグビーが陣取りであることを動画で確認するときのチェックポイントを作ってみました!

■3つのチェックポイント

陣取りゲームとして、
①野口選手がキックで大きく陣取りして、
②野口選手は相手の陣取りを阻止するためにタックルして、
③ボールをとらず、陣地を前にしていくために、福井選手をはじめとして多くの選手が密集で押し相撲しています。
以下参考:
・敵の反則でワイルドナイツのボールで再開。松田 力也がペナルティゴールを決め、3点獲得。
反則がなければ、ワイルドナイツが押し相撲で勝って、9番内田 啓介がボールを取り出して、ワイルドナイツのボールでプレー継続しています。

この大きく陣取りしてマイボールにして3点獲得、いい流れをつくっているのは、野口選手と福井選手です。

上の3つのチェックポイントを、次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して確認してみてください。

すごいプレー④ 【福井選手】 2人の攻撃サポート

 

福井選手は他の場面でも見事な攻撃サポートをしてます。ハイライト動画ではなかなか映像にはいらない渋い仕事人プレーです。

■サポート1
6:00でマリカ ・コロインベテのサポート

■サポート2

次の攻撃では福井選手はこの位置にいます。ここから9秒後の6:16でライリー選手からパスを受けています。このサポート力は素晴らしいです。
このサポートがなければライリー選手は孤立して、ボールを奪われていたかもしれないです。
またはトライは難しく、ペナルティゴール狙いになったかもしれないです。

次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して次を確認してみてください。
・6:00でマリカ ・コロインベテのサポート
・6:07から福井選手にずっと注目してライリー選手からパスをもらうまで
・もし福井選手がいなかったら、ボールをもってたライリー選手はどうなったかを想像してみてください。

 

 

福井選手は他にもキック後のいいサポートがありました。
次もサポートがどれほど大事かを確認してみてください。
トヨタV vs 埼玉WK プレー解説(リーグワン13節)

まとめと観戦ポンイト

■名シーン解説
各プレーに分けて、その素晴らしさを具体的に解説しました。いかがだったでしょうか。

すごいプレー① 【野口選手】ハイパントキック&タックル

すごいプレー② 【福井選手】野口選手の素早いサポート
すごいプレー③ 【福井選手】ボールではなく、陣地を取りに行く


■真のPOMは?

真のPOM候補は福井選手と野口選手です。
表向きのPOM候補はライリー選手とコロインベテ選手です。
みなさんが思うPOMは誰でしょうか?

筆者が思う真のPOMは福井選手とします。
理由はプレーのインパクトは野口選手(このあと「おまけ1」でデクラークを超える名プレーを紹介)ですが、影の仕事人であること、高卒和製フランカー(このあとの「おまけ2」で紹介)として日本代表としての活躍を期待もこめて。


■観戦ポイント

今回は次の3つの観戦ポンイトで確認しました。

陣取りゲームとして、
①野口選手がキックで陣取りして、
②野口選手は相手の陣取りを阻止するためにタックルして、
③ボールをとらず、陣地を前にしていくために、福井選手をはじめとして多くの選手が密集で押し相撲しています。


ラグビーは陣取りゲーム
で、ボールを相手に渡して陣地を優先する場面が多いです。ボールを優先しないことがあるメジャーなスポーツはラグビーだけだと思います。

ラグビーの特異なルールであるため、観戦ではボールを追わず、陣地の取り具合を注目するとラグビーはすごくわかりやすくなると思います!

 

今後もプレー解説・観戦ポイントを紹介していきますので、お見逃しなく!読者登録いただければ、新規記事がメールで通知されるので、オススメです。

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他にもラグビー観戦に役立つ情報があります。⇒ラグビ記事一覧

 

今回の記事は、皆さん、いかがだったでしょうか。
ツイッターから”@michi_kiwa”にご感想やご希望をツイートをもらえるとても嬉しいです♪

 

■おまけ1 デクラークと野口選手

デクラーク選手も野口選手と同様にハイパントキックが世界レベルです。この試合でもいいキックが多かったです(野口選手は蹴ったボールをとりにいきますが、デクラーク選手は低身長と球出しの役目のため、ボールをとりに行ってません)。
しかし、次の動画はデクラーク選手のナイスキックを青15番野口選手が横から取って、ボールキャリーし、ディラン ・ライリーにパス、次にマリカ ・コロインベテにボールがわたり、トライです。

デクラークのナイスキック(動画ではみづらいですが、走りこんだイーグルス選手がキャッチできそうなため)をワイルドナイツの得点の起点をつくった野口選手の活躍が素晴らしいです!
このプレーのように、野口選手は試合の流れを変える選手として、ロビー・ディーンズ監督が最大の評価をしています。
ワールドカップ日本代表として出場できるでしょうか!?

次のクリック後、すぐに停止・0.5倍再生に変更して確認してみてください。

■おまけ2 高卒リーグワン選手福井選手の活躍に期待!

筆者は福井選手はパナソニックのバックス陣(ライリー選手、竹山選手、長田選手など)を輝かせる献身的なプレーができる仕事人です!

今の日本代表はディフェンス突破できる人材が多くなってきているので、そのサポートをできる存在がとても重要です。
世界の国代表をみていると、大学に行かず、20歳ぐらいには国代表になっています。
日本ラグビーを強くするには、高卒リーグワン選手の早期の日本代表が必要と思います。
調べたところ、次の高卒選手でした。(引用:スポニチ)

日本代表CAP(出場回数)は次の通りで、高卒リーグワン選手の多くが日本代表として活躍してほしいと思っています。今は高卒採用にはチームの偏りがありますので、また他のチームも大学だけでなく、高校のリクリートに力をいれてほしいと思っています。
・ディアンズ:CAP6
・李承信:CAP5
・メイン平:CAP1
・福井翔大:CAP0(代表に選出されましたが出場なし)
※CAPは代表として試合出場数を阿波らしています。
その発祥はイギリスで、当初代表の試合ごとにベルベットの帽子(CAP)が贈られていましたが、第1次世界大戦後、初めて国代表の試合に出場した選手にかぎり帽子を与える制度に簡略化されています。
その昔のしきたりから、代表出場数をCAP数で表し、そのCAP数が選手の評価にもなっています。

 

《これは長~い広告です(笑)》
ラグビーをテレビで観るなら「J SPORTS」がオススメ!
なぜなら、
国内(日本代表、リーグワン、大学、高校)、W杯2023の全試合が見られる!
からです。
スカパーの最安プランには、
「J SPORTS1+2+3+4」2,515円/月+基本料429円/月(税込)がありますよ~。

ネット申込みをして約30分後に視聴できるので、上記をクリックして覗いてみてください。
※申込み初月は視聴料金が無料です。
【筆者の過去の経験談】
過去、スカパ-より安い”J SPORTSオンデマンド”に契約変更しました。しかし、オンデマンドでは、もう一度シーンを確認しようとすると30秒バックしかできず、巻き戻しもできないため、プレーを確認しながらの観戦はタイムロスが多いです。
ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございましたで

ラグビー
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