花火大会おすすめランキング

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今回、物量・華やかさよりも「質の高さ」を重視したランキングです。

というのも物量のあるスターマインでも質の低い花火が多いのは、がっかりするため、評価を低くしています。

また花火の良さがわかるように、競技大会では必ず点数をつけて、審査結果と比較して、その反省から勉強しています。(受賞作品になぜ高くない点数したか、高い点数をつけたのになぜ受賞していないかなど)
そのため、花火の美しさをより求められる方に向けての情報発信となります。(下の写真は今年、行ったところで撮影してものです。)

1位 全国花火競技大会(通称、大曲の花火、秋田県大仙市)
1910(明治43)年に始まり、日本最高賞 「内閣総理大臣賞」が授与される日本最高の花火競技大会です。
選ばれた二十数社が精魂込めて技を競い合うため、全国の花火師たちの目標となっています。

私は、毎年、どのような創造花火(創造的な新しい花火)・大会提供花火ワイドスターマインかが楽しみな花火大会です。

7~8分にもおよぶ光と音楽の競演「大会提供花火」は、1年かけて製作するという力作で、すべての来場者を満足させられる圧倒的な質と迫力を備えていると思います。
今年(2016年)の大会提供花火はベートーベンの歓喜(第九)はとてもすばらしかったです!
ちなみに、日本で唯一の昼花火の競技大会でもあり、珍しい花火も見られます。

2位 長岡まつり 花火大会
日本ではとても人気で知名度の高い、2日間開催される超大規模花火大会。

100年以上続いている伝統的な花火大会で、長岡空襲や中越地震などへの慰霊・復興の想いも込められています。
内容的には大玉重視で、質の高さを求める私のため、2位ですが、物量、大きさ、華やかさ重視なら、当然一位になる花火大会です。
この花火大会のプログラムは素晴らしいです。
①ワイドスターマイン※5箇所から5色で打ち上げ
②正三尺玉3連発※年によって玉数が変わります。大きさは片貝花火大会正四尺玉につぐ、日本2番目の大きさを誇ります。
③天地人花火( 大河ドラマ「天地人」の直江兼続の生涯を壮大なスケールで描いた芸術性の高い花火)
④米百俵花火・尺玉100連発 ※越後長岡応援団・沢田知可子さんの長岡復興応援ソング「空を見上げてごらん」にのせて。

3位 赤川花火大会(山形県鶴岡市)
知名度は低いのですが、全国花火競技大会(大曲の花火)の前の週に開催され、場所も近いため、有名花火師が来てもらいやすく、大曲の花火の前哨戦にも位置づけられています。
私の好きなのは「デザイン花火」(スターマイン)の競技で、150mほどの広さを使い、有名花火師が技を競い合います。
「エンディング花火」は打揚幅700mで打ち揚がる花火で、ミュージック、ワイドの質・量が素晴らしいです。
花火の風下なら、花火の破片がぱらぱらくるほど、間近でみられるのもこの大会の良さもあります。2016年は危険を考慮され、中止検討しましたが、最後まで打ち上げと決定されました。

4位 土浦全国花火競技大会
ちょっとマイナーかもしれませんが、1位、2位と並び、日本三大花火大会で、大曲と同様に日本最高賞 「内閣総理大臣賞」が授与される花火競技大会です。
秋に開催されるということで花火師にとっては総決算ともいえる競技会なので、1年間創意工夫してきた技を存分に盛り込んだ、質の高い花火が見られるのが特長です。
秋は空気も澄んでいて、花火を見るには絶好のコンディションで、駅からも近く、首都圏からのアクセスが良好なのもポイントです。
ただ花火業者の参加制限がないため、質の低い花火があがるため、そこが残念なところです。

5位 ふくろい遠洲の花火
ここも有名でもないかもしれませんが、「花火芸術の鑑賞」を強く意識している大会です。
ここのよさは次の点です。
①会場が打ち上げ場所に近く、至近距離から花火を見られるので迫力があり。
②企画性の高い花火

・日本最大規模名曲メロディースターマイン(磯谷煙火店)
・大玉100連発豪華対打
・空中ナイアガラ 大富士瀑布
・日本煙火芸術協会による「全国花火名人選抜競技大会」
・ジャンボワイドスターマイン(紅屋青木煙火店)

難点は次の点です。
①最大8号でもということ。
②質の低い花火も少し多いこと。
③企業宣伝のアナウンスが多いこと。
これらが改善されればベスト3に入れます。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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