【驚きの国】パプアニューギニア~文化・風習・言語編~

このGWのパプアニューギニア(略してPNG)を旅行しました。

その事前勉強と現地で知った情報からパプアニューギニアはほんとに驚きの国でしたビックリマーク

105ヶ国旅行した中、驚きが大きかった国はDRコンゴ、ジョージア(グルジア)、エチオピア、インドなどでしたが、パプアニューギニアはこれらの国以上に驚きの国でしたびっくり

過去、驚きとして歴史と民族について紹介しまして、今回は「文化・風習・言語」の驚きについて紹介いたします。

■文化・風習・言語

 

①黒魔術を今でも信じている

黒魔術とは特定の人に、病気を患わせたり、死亡させたりする呪いのことです。

現在、病院で病気の原因がわからないまたは症状が改善されない場合、親族が複数短期間でなくなった場合、今でも多くのPNG人は黒魔術を疑いますガーン

その際、自分に黒魔術をかけている人を特定してくれるのが、「ウィッチドクター」(魔術の医者)で、ウィッチドクターはショウガで念じるなどをして特定しますが、その人は被害者から報復行為が及びますゲッソリ

2013年には、魔術で殺人を行ったとして20歳の女性が火あぶりにされたり、高齢女性が斬首されたり、外国人女性を標的とした集団レイプが相次ぐなど、女性が犠牲となる事件が頻発しました。

黒魔術の報復は貧困でストレスのたまった国民が、弱者や敵をおとしいれるために、魔術法を悪用しているという懸念があるとし、世界各地の人権団体などから改善を求めて100を超える請願書がパプアニューギニア政府に寄せられました。

PNG首相ピーター・オニールは2013年5月1日、暴力犯罪の撲滅には厳罰が必要だとして、「黒魔術法」(魔術の告発を殺人への防御と認める)を廃止し、死刑の復活や強姦罪への終身刑の適用などを閣議決定しました。

黒魔術を行ったことを理由にした「処刑」行為は、通常の殺人と同様に裁かれることになりました。

それ以前は報復で人を殺しても通常の殺人と比較して刑が軽減されるという黒魔術法がありました。

「俺はあの人の黒魔術にかかっている(かかっていると思う)から、黒魔術を使って報復(気晴らし)をしよう。刑を軽くしてくれるし」っていう黒魔術法が2013年まであったとはPNGは興味深い国です。

一方、海外に目を向けるとPNGで見られる魔女狩りは15世紀から18世紀で全ヨーロッパでよくあり、推定4万人から6万人が処刑されたと考えられています。

妖術や魔術に対する恐れは過去のヨーロッパのみならず多くの社会にみられる人類学的事象ですが、PNGでは今もあります。

よく考えると1960年代まで石器時代だった(青銅器時代や鉄器時代がない)PNGなら、魔術を信じることは当たり前ですねビックリマーク

【ご参考】PNG以外での魔女狩り
PNGでも魔女狩りは違法となったのですが、サウジアラビアはいまだに合法ですガーン

「あの女性は魔女ではないか?」と国に相談すると、相談内容に信憑性がある場合には公的機関が実際に魔女調査、逮捕、起訴が行われ、実際に2005年5月に魔術を使用した霊媒師の女性に死刑が執行されています。

また、2009年11月9日にもレバノンの霊能力者が死刑判決を受けています。

さらに一般の相談だけでなく、宗教警察である勧善懲悪委員会が魔女の摘発を行っています。

サウジアラビアを旅行した際は宗教警察が外国人に目を光らせ、カメラをさわっているだけで怒られました。

そういえば、トルクメニスタンの宗教警察もうるさく、何度も笛を吹かれ、注意をされました。

サウジやトルクメニスタンでは街にはいたるところ宗教警察官がいて、多いところでは数百mに1人くらいいます。
これも驚きですね!

あと、サウジアラビアは女性は車の運転は違法でしたが、この6月24日から運転が解禁されます。
でも今、アルカイダが抗議してますね。
私がサウジアラビアに旅行したときには車に女性の運転禁止シールが貼られており、とても驚きました。

先月には女性のセクハラもようやくNGとなると決まりました。

PNGにつづきサウジの女性人権保護に動き出しましたが、父親や兄弟の許可がなければ女性が外国旅行などができない「男性後見人制度」がまだ根付いています。

魔女狩りや魔女を信じている国は一部紹介いたします。
・ナイジェリア
魔女の疑いが掛けられた子供たちが魔女ではないとして抗議活動を行われました。

・ガンビア
魔女の疑いがかけられ1000人ほどが拘束されました。
ヤヒヤ・ジャメ大統領自身が魔女狩りへの関与をしていると、アムネスティ・インターナショナルから報告されています。

・タンザニア
不妊や貧困、商売の失敗、飢え、地震などの災厄は魔女の仕業という迷信が根強く残っていて、「魔女狩り」と称した女性殺しが横行しています。
現地の人権団体「法的権利と人権センター(LHRC)は、毎年500人が「魔女狩り」に遭っており、2005-11年の間に約3000人が殺害されたと報告しています。

・インド
2008年3月ごろにテレビで農村部の魔女狩りの様子が放映され、女性を暴行したとして6人が逮捕されました。

②世界で最も言語が多い国&世界で最も言語の消滅の危険が高い国

険しい山岳地帯、湿地帯に阻まれて部族間の交渉が少なかったため、小さなコミュニティが独自の文化・言語を発達させ、人口が700万人に対して、言語の数は800以上にものぼります。

そのうち130の言語の話者が200人以下であり、290の言語の話者が1000人以下です。

世界の言語の百科事典ともいえるEthnologueによると、現在、世界には6900ぐらいの言語があるとされ、世界人口の0.1%も満たないPNGが世界の言語数の約12%も占めていることは驚きですびっくり

ちなみに言語数が多い国はオーストラリアでは270以上、ネパールでは120以上と言われています。

なぜPNGは言語が世界一多いのでしょうか?

それはPNG内での移動が難しいからです。
今でもPNGでは道路がほとんど整備されていません。
首都のポートモレスビーと北の沿岸部には今も道路が通じておらず、鉄道や国内を横断する幹線道路もなく、マダンという沿岸都市から中央高地の主要部に続くハイランドハイウェイ一本だけ。

中央に険しい山脈があり、南北を縦断するのは今なお困難です。

そのため、各都市間を結ぶ交通網は飛行機がメインで、奥地では、「エアストリップ」と呼ぶ簡易滑走路に着陸するチャーターベースの小型機が唯一の交通機関です。

エアストリップでは整備も給油のセルフサービスでこうした環境で飛ぶ一匹狼を「ブッシュパイロット」と呼ばれています。

ちなみに、昔、キリスト教宣教師は道路が発達していないため、布教するためには宣教師はパイロットでもありましたびっくり

以上、PNGでは移動が大変だったため、部族同士の交わりが少なく、ガラパゴス化の中で、強大な勢力族ができることなく、言語も統一化されることがありませんでした。

この日本よりちょっと国土が広いPNGは民族・文化にバリエーションがあるため、何度もPNGに行っても楽しい、驚きがある国ではないでしょうか。

 

③ワントク(ワントーク)

この国を理解する上では欠かせないWANTOK(ワントク)システム。
「ワントク」とは、英語のone(ワン)talk(トーク)に由来するピジン語で、同じ言語を話す集団を意味します。

800以上の言語をもつパプアニューギニアでは、部族同士の交わりが少ないため、同じ言葉を話し、同じ部族出身であることによる帰属意識、平等意識が非常に強く、同じ部族=家族と考えます。

ワントクは古風な村の社会だけでなく、近代化された首都ポートモレスビーでも、”ワントクの助け合い精神”は至るところであります。

血縁関係はなくても同じワントクであれば、上京したワントクを助けたり、裏口入学をさせたりと、ワントクシステムはパプアニューギニア社会の縮図です。

しかし、ワントクシステムはPNGの大問題の一因があり、自分のワントクが傷つけられたら、同等の報復を加えるべきという”ペイバック”という考えがあり、部族間の闘争に発展します。

警察でもペイバックの鎮圧は難しいことがあり、旅行者が不慮の事故でPNG人を死亡させたときは、ペイバックのおそれがあるため、ひき逃げになりますが、警察ではなく、大使館に逃げ込むべきと言われています。

脅かしてしまいましたが、実際、私たち日本人が現地人に危害を加えることはありえないですし、パプア人にとってトヨタ・ランドクルーザーは憧れの的であり、とっても親日家なので、日本人はワントクシステムの恩恵をあずかると思います。

PNGは800以上のワントクですが、1億人以上でも日本人は1つのワントクですビックリマーク

今回PNG旅行をしていて、日本人は大人気であることを感じました。

特にウィルヘルム登山の出発となるケグスグル村の宿では、オーナーさんが大好きな日本人が一年ぶりに来てくれたと涙を流しながら、いろいろお話を聞かせていただけました。

日本人と会って、感無量になってもらえるって嬉しいですね音譜

 

④PNG国民の嗜好品「ブアイ」

PNG人はよく地面に唾をよくはいていますびっくり

プアイの楽しみ方はヤシの木の一種の「ビートルナッツ」と呼ばれる「実」を口にふくみ(これだけを噛むと苦いです)、「マスタードの茎」に石灰をつけて口中で噛んで混ぜ合わせます。

すると、口の中、歯が真っ赤になります。

噛むごとに唾がでてきて、真っ赤に染まった唾を吐きながら噛みますので、PNG国民の最大の嗜好品であるため、あちこちで地面や床が赤く染まりますポーン

ブアイを楽しむと地面や床が赤くなるため、空港などの公共の場ではブアイが禁止ですビックリマーク

空港で完全に禁止されている嗜好品って世界をみても、パプアニューギニアしかないように思います。

私は現地で食べてみました。最初は渋く感じて、慣れてると渋さはなくなるのですが、頭がふわ~ってして立ちくらみがしました。

これは麻薬みたいな感じですね。

やばいような・・・ガーン

■パプアニューギニアの全記事は次からご覧ください。

パプアニューギニアの記事一覧

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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