今回はバルカン半島にある国、マケドニア共和国の世界遺産オフリドを紹介します。
マケドニアは、旧ユーゴスラヴィアの最南端に位置する人口200万人あまりの小国。
主要民族であるスラヴ系のマケドニア人は、人口の70%弱、そのほか25%を占めるアルバニア人や少数のトルコ人も住んでいるなど、小さいながらも民族構成は複雑で、隣国との軋轢などの問題もあります。
最近の1991年では、マケドニアが独立した当初は、赤地に16本の光を放つ黄色の太陽(ヴェルギナの星、ヴェルギナの太陽とも呼ばれています)が描かれていたが、隣り合うギリシャが青地に同じ太陽をあしらった旗をギリシャ領マケドニアのシンボルとして使用していたこともあって、国旗の意匠がギリシャ政府とマケドニア共和国政府との論争を巻き起こし、1995年に国旗を変えることとなりました。
ヴェルギナの星にこだわる理由は紀元前7世紀前半に興ったマケドニア王室が使用した模様であるためです。
ギリシアが問題視している理由は、マケドニア王国領土が現在のギリシャのマケドニア地方の一部とマケドニア共和国南部のビトラにまたがる地域のためで、ギリシャは国名としてマケドニアを使うことを問題視しており、現在もまだもめています。
1991年から1995年まで使われたマケドニア国旗で、これがヴェルギナの星です。
ギリシャ領マケドニアのシンボルとしていたもの。
1995年、変更した国旗です。16本を半分、8本にしたものです。
お土産ではやはり1991年から1995年の国旗が多いです(笑)
次にマケドニアの世界遺産オフリドについてです。
オフリドは、マケドニア共和国西部にある都市で、世界最古であるオフリド湖があり、世界遺産に登録されています。
かつて市内には365もの教会があり、マケドニアのエルサレムと呼ばれた時代があり、10世紀末から11世紀にかけて、ブルガリア帝国の首都でした。
また、オフリドは、キリル文字(ロシア語など共産圏で使用される文字)の誕生した地で、聖キュリロスと聖メトディオスの兄弟が考案したグラゴール文字をその弟子たちがさらに革新させ、キリル文字(その名称はキュリロスに因む)にしたと言われています。
キリル文字は当然、ロシアで発明されたと思いがちですが、マケドニアとは驚きです。
さらに驚くことがあります。マケドニアの有名人は誰でしょう?
実は、かの有名なアレキサンダー大王とマザーテレサ(マケドニア生まれのアルバニア人)です!
下の写真はオフリドの城塞で、丘の頂上にあり、見晴らしのいいところでした。
オフリド湖に面した聖ヨハネ・カネヨ教会です。
オフリド湖はマケドニア共和国、アルバニアの境にある湖で、おそらくヨーロッパでも最古の湖だと言われています。
アルバニアの世界遺産ベラトは次からみてください。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11016055202.html
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コメント
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バルカン半島は世界史で勉強しましたが、民族の問題ばかりで自然や建物のことは全然知りません;
これからも読んで学ばせていただきます!
更新楽しみにしてます(´∀`)
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バルカン半島は世界史で勉強しましたが、民族の問題ばかりで自然や建物のことは全然知りません;
これからも読んで学ばせていただきます!
更新楽しみにしてます(´∀`)
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>音子さん
コメントありがとう!
行く前に何冊かのバルカンの本を読みましたが、複雑な地域ですね。
建物や自然の写真とコメを書くようにしますね(笑)
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>音子さん
コメントありがとう!
行く前に何冊かのバルカンの本を読みましたが、複雑な地域ですね。
建物や自然の写真とコメを書くようにしますね(笑)