今でも世界一のベルギービールが日本で有名でないのはなぜ?

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今でも世界一のベルギービールが日本で有名でない理由を紹介させていただきます。

 

皆さん、日本のメジャービール(スーパードライ、一番絞り、黒ラベルなど)はとっても美味しいと思われてる方が非常に多いのではないでしょうか?

 

でも日本のメジャービールは80ぐらいのカテゴリーがある世界ビールの1カテゴリーにしかすぎないってご存知でしょうか?びっくり

世界のビールの品評会・審査会は80前後のカテゴリーがあり、日本メジャービールはその1カテゴリーにあるだけで、私たちはビール世界の80分の1しか楽しんでいないのです。

 

ということは、日本のメジャービールよりもっと美味しいビールがあるって可能性は高いと思われませんか?

 

そうです。ビール好きでない方もベルギービールなら好きになることができると思います。

実際、私は日本のビールはまずくて、乾杯に飲むぐらいで、好きでなく、以前から好きだったワイン、日本酒よりベルギービールの方が好きになりました生ビール
 

昨日買ったベルギービール 。瓶からしてビールには見えませんね。

 

話をもどして、日本のメジャービールは世界から見ると、味が薄く、香りもないという位置付けですゲッソリ

 

また日本のメジャービールは冷たくないと美味しくないので、冷たいと味覚が落ちるので味の差がでにくいです。

 

そのため、外国人は日本のメジャービールの味の差はわかりにくく、繊細な味がわかる日本人だからこそ、日本のビールの味の差が見分けられ、スーパードライが美味しいとか言えると思っています。

 

私がベルギービールを飲んでわかったことは、常温でも美味しいビールは冷温から時間が経つと、味と香りが変わり、奥が深く、芸術品のようということです。

それを知ってしまうと、日本のメジャービールは香りがほとんどないと感じ、さらに香りはすぐになくなり、味もすぐに悪くなるということです。

ベルギービールではワインのように常温でも美味しいものが多いです。

 

そう考えれば、日本のメジャービールは世界では面白くない、おいしくないビールになります。

 

私が思うのは日本人の素晴らしい味覚感覚があるこそ、1カテゴリーのビールの中でNo1を見つけられるため(外国人にはスーパードライや一番絞りが同じように感じてしまう)、大手ビールメーカーは新しいカテゴリーのビールを重点に開発する必要がなかったのではないかと思っています。

 

ちなみに世界で味の細かい差ではわからない、満足できないのはアメリカ人です。

アメリカでは味、風味が特に強い、特徴のあるビールが造られ、世界のビール初心者には大好評です。(日本人も含めて)

 

しかし、アメリカ人がみんな味がわかないというのではなく、ベルギービールの本当の素晴らしさがわかる人は多いため(人口が多いから)、最近、アメリカ人はレア系のベルギービールを買い占められ、日本にあまり入らなくなってきたものをあります。

 

話を戻し、さらに日本女性についてはその多くは日本のメジャービールが美味しくないと思い、ビールに美味しさを求めることは諦め、ビールよりワイン、シャンパン、カクテルなどの方が好きな女性が多いと思います。

そのため、日本メジャービールは好奇心旺盛な女性向きにベルギービールのような多様性のビールをつくる必要がなく、日本のビールはバラエティーさに欠ける要因になっているように思います。

一方、男性は女性より新しいものを求めないため、日本人の素晴らしい舌感覚で美味しいと思った日本人はメジャービールを飲み続けているのでは?と思っています。

 

日本のメジャービールはいろんな種類のビールをつくらない理由はなんでしょうか?

今の日本ラガービール(ピルスナー)は大量生産が可能で、他のビールを作り出すと開発費、在庫にかかる費用、製造費、材料費、経営リスク大などで利益があがりづらくなるからです。

またベルギービールはアルコール度数が8%以上は当たり前で12%以上も珍しくないため、当然、日本でそのようなビールを作ると消費量が減るため、たくさん飲んでくれる、飲みやすい・のど越しのよいラガービールを造っています。

 

ベルギービールはスパイス、ハーブを加えたり、材料となるフルーツを手摘みしたり、色々ブレンドしたりと手間隙をかけたり、熟成で何年もかけたり、毎年味を変えてヴィンテージものを作ったりして、味はいいですが、手間と時間をかけているため高いというデメリットがあります。

 

日本は技術大国で日本のビールも世界と比較しても当然おいしいと思っている日本人は多いのではないでしょうか。

そう思っている日本人が多いと、日本有名ビールメーカーは利益のあがる今のビールを造りつづけることになります。

 

ちなみに、全国地ビール醸造所協議会理事 青井博幸氏の「ビールの教科書」で、アサヒは「生が美味しい」とスーパードライを売り出し、キリンラガーは生でないから美味しくないという消費者を洗脳して、スーパードライをNo1にさせてたと書いてありました。

さらに、実際は生だろうと生でなかろうと味の差はないと本に書かれていました。

 

私はベルギービールを飲むようになって、ベルギービールの生は美味しくなくて、瓶の方が美味しいです。

理由は瓶で2次発酵または3次発酵させているからで、またヴィンテージがあったり、賞味期限10年でワインのようにねかせた方が美味しいビールもあったりします。

 

以上から、「今でも世界一のベルギービールが日本で有名でない理由」は次のとおりです。
①日本人は素晴らしい味覚感覚で味の差が少ないビールでも差を見つけ、自分の中で一番のビールを見つけ、満足している。

②日本の技術は世界一で、当然、有名ビールメーカーは世界でも一番美味しいビールを造っていると錯覚し、世界のビールに目を向けていない。

③大手ビールメーカーの宣伝がうまく、日本のビールに満足させられている。

④ほとんどの日本人は本格的なエールビールを飲んでいないため、エールの素晴らしさを知らない。

⑤日本で本格的エールを作ったとしても、そのビールは高いので売れないと有名ビールメーカーは思っている。

⑥ビールは水のように思っている日本人が多く、芸術品ともいえるビールの存在さえも知らない。

⑦ベルギービールは高く、レストランでは1200~1600円ぐらいで飲む機会があっても飲みづらい。5000円以上も結構あります。

⑧日本のビールは多くのカテゴリーのビールをつくるのではなく(味の多様性を追求するのではなく)、健康志向(プリン体ゼロ、カロリーゼロ)、安いビール(第3のビール)などでマーケットを維持している。

 

次回は「ベルギービールが世界一おいしい理由」を紹介させていただきます。

 

過去のベルギービールの記事です。 よろしければこちらも見てみてください。

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ベルギービールが世界一美味しいといわれる理由  

 

ベルギービールの基礎知識

 

ベルギービールがなぜ有名でない理由

 

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