世界一美味しい「ベルギービール」のご紹介

今回はベルギービールの紹介です。

ＧＷにベルギー旅行でベルギービールをたくさん飲んで、今はベルギービールの大ファンとなりました。

世界５０ケ国以上のビールを飲んでますが、ベルギービールは種類が多いだけでなく、それぞれが個性があり、世界一でおいしいビールと思います

皆様にベルギービールの基礎知識を知っていただき、今後、ベルギービールをより楽しんでいただきたいと思っております

次回はベルギービールのおすすめランキングを紹介させていただきます。

さて、ベルギービールの特徴から説明いたします。

１．銘柄ごとにオリジナル専用グラスがある
専用グラスのある理由：

　泡立ちをコントロールするため
　香り立ちを強化するため
　ビールと泡がバランスよく口の中に入るようにするため

２．香りを聞くビール
日本のビールは一般的にキンキンに冷やしますが、ベルギービールはいくぶん温かめ(10～20℃でビールによって適温があります）にすることで、味と香りを楽しみます。

また香りがすぐにとばないように、ベルギービールは泡がきめ細かく、しっかりした泡立ちです。

３．注文時は必ず銘柄をいう

日本では「生」と「とりあえずビール」で通用しますが、ベルギーはビアカフェでは少なくても30種類くらいはあるため、銘柄で注文します。

４．ビールを熟成させて飲む

日本のビールは新鮮さを売りにするラガービールが多いのですが、ベルギービールはワインと同様に時間をおく(熟成させる)ことでよりおいしくなるビールが多く存在します。

熟成によって風味が変わりますので、いろいろな楽しみ方があります。

５．銘柄・種類・発酵方法が多く、味・香り・アルコール度数にバリエーション豊富
■発酵方法の種類

①ラガー（下面発酵）新しい製法でスッキリとした味わい。
発酵の末期になると底に沈殿する「下面発酵酵母」というタイプの酵母を使う製法です。低温(約5℃)で時間をかけて発酵させ、貯蔵工程で熟成させます。透き通ったさわやかな喉越しが特徴です。
代表的なタイプは、世界中で最もつくられているピルスナーで、安定した品質で大量生産にも向いていて、世界で消費されるビールの大半を占めています。
ビール大国のベルギーでもピルスナーが生産量の70％を占めています。
日本のほとんどのビールはこのタイプです。

②エール（上面発酵）昔ながらの製法で、濃厚な味と芳醇な香り。
発酵中に酵母が上面に浮上する「上面発酵酵母」というタイプの酵母を使う製法です。
常温(約15℃～25℃)で2週間程度で発酵させます。
甘味があり、フルーティで香り豊かな味わいで、スパイス・ハーブで味付けもします。
19世紀以降、ラガーが爆発的に普及するまでは、ビールと言えばエールが中心でした。
ベルギーでは生産量の70％がラガーで多いのですが、ベルギービールはおいしいっていわれているのはこのエールです。
また、ベルギービールはのバラエティに富むといわれるのもこのエールです。
狭義のベルギービールではこのエール次のランビックをいいます。

③ランビック（自然発酵）
上面発酵の一種でベルギー独特な製法で、バヨッテンランド地域のゼナ川周辺だけで醸造される自然発酵のビールです。
麦汁を浅い容器で空気にさらすことで野生酵母(純粋培養した酵母ではない)を取り入れ、その野生酵母に発酵を起こさせるものです。野生酵母はその醸造所に住み着いている天然の酵母のため、醸造所の「指紋」でもあります。
また、苦みの強い新しいホップだけではなく、酸化した古いホップを使います。
果実なども良く用いられ、強い酸味と、特徴的な香りを持ったビールが多く、ベルギービールの独自性と多様さがランビックにはあります。

■種類の豊富さ

ベルギービールは1547種類あるといわれ、ベルギービールの分類は困難でしたが、ベルギービールを世界に広めた第一人者、マイケル・ジャクソン（歌手のマイケルジャクソンとは別人）は「色や味」と「製造手法」をミックスにした分類を行い、一般的に用いられています。

朱字が飲んだことがあるビールです。