韓国時代劇　ロングラン／長編ランキング

３位　龍の涙　１５９話（7位　49.6％）
（1388～1422）高麗から李氏朝鮮への移り変わりを中心に、朝鮮建国のきっかけとなった李成桂（イ・ソンゲ、第1代王・太祖）によるクーデター「威化（ウィファ）島回軍」から、朝鮮王朝最大の骨肉争いと言われる「第一次・二次王子の乱」を経て、「ハングル発明」という朝鮮王朝最大の偉業を成し遂げた第４代目王「世宗（セジョン）王」までの朝鮮王朝初期の激動の時代を映像化した作品。

４位　武人時代　158話　(不明)
（1140～1220年）武臣政権期は、武臣政権の最初の集権者である李義方、鄭仲夫、慶大升、イ・イミン、チェ・チュンホンまで、80年あまりに及ぶ高麗史上もっとも激動的な変革期をを描いています。

５位　女人天下　１５０話（5位　50.4%）
（1506～1567年）朝鮮王朝時代、韓国三大悪女の一人チョン・ナンジョンと王妃と側室たちの熾烈な戦いを描いた物語。

　韓国を代表する女優のひとりカン・スヨンが、16年ぶりにテレビドラマに出演し、ランニング･ギャランティ方式（出演料が視聴率によって支払われるシステム）による契約を行った韓国ドラマ史上初めての事も話題になりました。

　また、当初全50話の予定でしたが、人気の高さ故に延長され、最終的には全150話となり、「韓国史上最も当初予定より延長されたドラマ」のひとつとしても挙げられる作品としても有名です。

　ヴェネツィア国際映画祭およびナント三大陸映画祭で主演女優賞を受賞という韓国を代表する映画大女優カン・スヨンの演技、彼女との会話の台詞、苦難を乗り越えるアイデアなど脚本のできもいいです。

６位　大祚栄（テジョヨン）　１３４話　（11位　35.5%）
（645～713年）高句麗末期、高句麗の流れを受け継ぎ、高句麗の民を率いて渤海国を建国した英雄テジョヨンの一代記。

　当初は、全100話の予定でしたが、好評のため延長されて全134話となりました。

７位　明成皇后（ミョンソンこうごう）　１２４話（20位　31.6%）
（1851～1895年）幼かった国王高宗(14歳)は1868年に15歳の妃を娶りました。この妃こそ、後の世に言う明成皇后です。

　摂政として政権を掌握していた王の実父、興宣大院君は、外戚として最も影響力の弱い閔氏から妃を取ることで王族の権力の強化を目指したが、国王が成人し、親政に乗り出すにつれて次第に明成皇后を筆頭とする閔氏との対立を深めることになります。

　このドラマの特徴は、事件や人物を羅列するだけの歴史ドラマが陥りがちな、教科書的なドラマになることを避けるため、歴史的事件をあえて排除し、明成皇后と大院君の性格の対比をストーリーの根幹として展開させているところです。

　明成皇后は乙未事変で日本政府(当時の総理大臣伊藤博文)によって暗殺されます。

　ドラマでは首謀者、実行犯ともに日本人となっていますが、兪吉浚(李氏朝鮮末期の政治家)や大韓民国臨時政府第2代大統領だった朴恩植らによると、首謀者は興宣大院君で日本政府に暗殺を要請したという説もあります。