人気韓国時代劇　短編（話数の少ない）ランキング

　今回は人気の韓国時代劇を対象とした短編（話数の少ない）ランキングです。

 

　前回までは最高視聴率や平均視聴率ランキングを紹介しましたが、韓国時代劇は長編で時間がかかりすぎて、見たくても見れない（見ていない）と思っておられる人は多いのではないでしょうか。

 

　そのような方のために、最高視聴率ベスト２０かつ１００話未満のドラマを対象に、話数の少ない順にランキングしてみました。

 

 

 

　話数が少ないとちょっと見てみようかなって思われるのではないでしょうか。

 

 

　視聴のしやすさと視聴率から判断すると、おすすめは１位の「チュノ」・「太王四神記」と５位の「チャングム」です。

 

 

■人気　韓流時代劇　見やすさ（短編）ランキング

　※かっこ内は最高視聴率の順位と最高視聴率です。

 

　韓国時代劇　最高視聴率ランキングはこちらから

 

　韓国時代劇　平均視聴率ランキングはこちらから

 

１位　推奴（チュノ）THE SLAVE HUNTERS　24話　（12位　35.9%）
（1627～1649年）逃亡した奴婢（ぬひ/ノビ）を捕まえる職業「推奴」と奴婢に転落して逃亡する男と、その2人の狭間にいた女をめぐって展開される物語。

 

 

 

１位　太王四神記　24話　（13位　35.7％）
（374～414年）タムドク（ペ・ヨンジュン主演）が幾多の苦難を乗り越えて、後に高句麗中興の祖といわれる第19代国王の広開土（クァンゲト）王となっていく姿を描くファンタジー時代劇。

 

　映画並みの巨額の予算をかけ、コンピュータグラフィックスを多用するなど韓国ドラマとしては異例の作品で、高句麗建国の祖を描いた『朱蒙 – チュモン -』(時代劇最高視聴率４位、51.9%)に比べはるかにファンタジー色が強く、「歴史ファンタジードラマ」と言われています。

 

３位　商道-サンド-　50話　（15位　33.1%）
（1779～1855年）貧しい境遇に生まれながら、私利私欲よりも世のため人のために商売を行い、高麗人参貿易で巨財を成して、晩年そのすべてを民のためになげうった歴史上の偉人であり、朝鮮時代最高の大商人 イム・サンオクを主人公としたヒューマン時代劇。

 

2001年に『ホジュン 宮廷医官への道』、『宮廷女官チャングムの誓い』と韓国歴代時代劇最高視聴率１位と３位とヒットメーカーのイ・ビョンフンが監督。

 

貨幣と交換価値、人件費等の様々な資料による「実物経済の具体的な事例」を描いた作品で、企業経営者に評判を呼びましたが、同時期にSBSで放送されていた『女人天下』が人気と視聴率を誇っていたため、低迷を余儀なくされました。

女人天下がなければ視聴率はもっと高かったと思います。

 

 

 

４位　海神（ヘシン）　51話　（19位　32.1%）
（790～850年）チェ･インホの同名小説を原作とする、統一新羅時代に東アジアの海上を制圧し国際貿易を主導し、さらに新羅の王位継承争いまで介入した実在人物チャン･ボゴを描いた韓国の超大作時代劇。

 

カリスマ的俳優チェ･スジョン＆ソン･イルグクの主演、壮大なロケーション、華麗な衣装が好評で、国際エミー賞本選進出作としても話題となりました。

 

 

５位　大長今－宮廷女官チャングムの誓い　54話　（3位　57.8%）
（1482～1545年）朝鮮王朝16代中宗の時代に、医女として活躍した実在の人物チャングム（長今）をモデルに、苦難と権力闘争の中、宮廷料理人から王の主治医にまでのぼりつめるストーリー。

 

　実在ではない料理人を設定し、韓国の料理の魅力を伝えるところやチャングムの強い信念で苦難を乗り越えていくという演出・脚本は素晴らしいです。

 

６位　同伊（トンイ） 　60話　（15位　33.1%）
（1680～1720年）『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』を手がけたイ･ビョンフンが監督が歴史書を読みあさり、宮廷のムスリ出身（雑事を担当する下女）から後の朝鮮の21代国王の英祖を産み、淑嬪（正一品相当）に出世した淑嬪崔氏に目をつけ、いままで主役にならなかった淑嬪崔氏を主人公にしました。

 

トンイの放送以前、淑嬪崔氏は仁顕王后(第19代国王粛宗の2番目の正室)、張禧嬪（朝鮮三大悪女、第19代国王粛宗の3番目の正室)のドラマの脇役で登場するだけでした。

 

淑嬪崔氏はドラマではムスリ出身でなく、賎民の出として、国賊の汚名を着せられた父親（実際は領議政※を追贈された崔孝元の娘）をもつ設定になっています。

※領議政（ヨンイジョン）：議政府3議政の一つで、正一品にあたる李氏朝鮮における最高の中央官職。現代の国務総理に相当します。他の2議政は領議政を補佐する副首相相当の左議政（チャイジョン）と右議政（ウイジョン）で、議政府3議政は三公（三政丞）と称され宰相として国政を統括しました。左議政と右議政は領議政の補佐役ですが、官位は領議政と同じ正一品です。

 

 

 

 

７位　善徳女王（ソンドクニョワン）　62話　（6位　49.9％）
（553～660年）三国時代、朝鮮史上初の女王(推古天皇に続いて東アジア2例目)である善徳女王が三国統一へと導いた新羅女王の生涯を描いたドラマ。

 

　高視聴率のため、当初50話の予定を12話延長して全62話の放送となりました。

 

 

 

８位　妖婦 張禧嬪　63話　（9位　42.9%）
（1670～1700年）歴代の張禧嬪(チャン・ヒビン、または禧嬪張氏きひん ちょうし)作品の中で最高の視聴率42.9%を誇る作品。李氏朝鮮の第19代国王粛宗の嬪（朝鮮王の側室の最上位）。第20代国王景宗の生母で、燕山君の嬪の張緑水、中宗の王妃文定王后に仕えた鄭蘭貞とともに「朝鮮三大悪女」、「朝鮮三大妖女」と呼ばれます。今の放送されていると「トンイ」でも登場しています。

 

９位　許浚（ホ・ジュン）～宮廷医官への道　64話　（1位　63.5%）
（1539～1615年）苦難の末に宮廷御医になり、1610年、朝鮮第一の医書として名高い『東医宝鑑』を完成させ、朝鮮で最高の名医になったホ･ジュンの生涯と、それを支えた心美しい女性たちを描いたヒューマンドラマ。

 

 

 

１０位イ・サン　77話　（10位　40.1%）
（1752～1800年）朝鮮王朝22代王正祖（チョンジョ）の一代記。

 

　朝廷内の派閥争いや当時の朝廷内の機関である図画署（トファソ、主に朝廷内で起きた行事を絵で記録するための部署）などにスポットを当て、サンの即位を阻止しようとする陰謀、即位後も常に命を狙われつつ、政治の改革に着手するサンの波乱に富んだストーリーが展開されます。

 

　当初、60話の予定でスタートしたが好評につき77話まで延長されました。

 

ちなみに前王の朝鮮第21代国王・英祖はサンの祖父であり、「同伊（トンイ）」（2010年放送）の二男です。ヒロインは人気のハン・ヒョジュが主演で、最高視聴率33.1％、時代劇歴代１４位です。

 

 

 

 

 

１１位　朱蒙（チュモン） 81話　（4位　51.9%）
（BC100～BC19）三国史記と百済本紀の分注の別伝に記された神話伝承を元に、高句麗初代王とされる東明聖王（朱蒙）を主人公とし、古朝鮮の滅亡の時期から高句麗の建国の時期までを背景とした史劇ファンタジー。チュモンの人間性、豪華なセット、戦闘シーンが見ものです。

 

 

 

１２位　光宗大王-帝国の朝-　94話　（14位　33.7%）
（943～975年）『太祖王建』の後続として製作され、高麗初代王王建（太祖）の3男で、高麗の国家体制を盤石なものにしたと称される第4代国王に就いた光宗の生涯を描いた作品。

 

また、北朝鮮の白頭山での撮影も話題になりました。

 

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。