前回は事前準備について、紹介しましたが、今回は現地での撮影準備について紹介したいと思います。
花火開演前に次の準備を行ってください。
1.まずは撮影場所の確保です。
当日の風向き、三脚禁止場所、打ち上げ場所を確認します。
風下にならない、観客や他の撮影者に邪魔にならないところに三脚をたてて場所取りです。
よくわからないようでしたら、三脚が多く置いているところで撮影されるといいかと思います。
軽い三脚でしたら、倒れないように、モノをいれたビニールバッグをさげておくといいと思います。
実際に撮影する三脚の状態にしておいて、他の人に撮影に邪魔されないようにアピールしておくといいかと思います。
2.カメラの設置
・三脚にカメラを取り付ける。
・カメラにリモートスイッチ(レリーズ)を取り付ける。
・撮影中に必要なもの(予備バッテリーや飲み物など)をビニールバッグにいれて三脚にかける。
3.カメラの設定
次の設定にしてください。
・マニュアルモード
・バルブ(BULB)撮影モード
・ISO感度:100
ISO感度は瞬間の光を取り込む能力で、花火は明るいため、ISO感度は小さい値に設定します。
・F12(絞り)
F値とはカメラに取り込む光の量を数値化したもので、下図がイメージです。
花火は明るいため、取り込む光量を少なくするため、下図のように、F値を多くします。
絞りが小さいと、取り込む光が多くなるため(露出オーバー)、白く写ってしまいます。
単発花火はF12、スターマインはF16ぐらいがいいと思います。
スターマインでも小ぶりなものであれば、F12、F14でもいいと思いますので、写真を確認しならがら、F値を調整されるといいと思います。
・ピント無限大
コンパクトカメラは不要です。ミラーレス、一眼レフカメラの場合、ピントがずれないようにメンディングテープで2箇所で固定します。
必ず固定しなくてもいいのですが、カメラのズームを変えたりなどカメラを触っているときにピントがずれてしまうためです。
もし、ピントがずれても、再度、ピントを無限大にすればいいのですが、無限大にあわせづらく、また再調整で時間をつかってしまうので、テープの固定をおすすめします。
うまく撮影できていない主要因ですので、ご注意ください。
4.撮影の練習
撮影では次を変更しますので、事前に動作確認も兼ねて、実施することをおすすめします。
①ズーム
ズーム可能かを確認してください。その際、ピントがずれないようにいつも注意してください。
②F値
F値をF12、F16にすばやく変更できるか?
スターマインはF16、単発花火はF12ぐらいがおすすめです。
大会プログラムを見て、すばやく変更できるようにしておかれるといいと思います。
③レリーズ時間
レリーズ時間を変えて、正しく動作しているか?(目安2秒、10秒)
④モニター表示時間の変更
撮影後、花火が白っぽく(露出オーバー)なっていないかを確認し、最適な撮影条件を探すことが重要です。
モニター表示時間が短く、写真を確認しづらい場合がありますので、事前に設定変更ができるかを確認しておいてください。
⑤カメラの向き
カメラを横向き、縦向きがスムーズに行えるか?
スターマインは横向き、単発花火は縦向きがおすすめですので、プログラムを見て、すばやく向きを変えられるように確認しておくといいと思います。
○スターマイン カメラ横向き
○単発花火 カメラ縦向き
■花火記事の一覧は次から見てください。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-12190220410.html
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