夏休みにウズベキスタン、タジキスタンを旅行しました。
この旅行では、仏教遺跡やアレキサンダー大王のゆかりの地と歴史の旅です。
前回の首都ドゥシャンベ国立古代博物館につづき、市内散策を紹介いたします。
独立広場です。
この広場のランドマーク”イスマーイール・サーマーニー像”があります。
彼はマー・ワラー・アンナフル(統治期間:892年 – 907年)とホラーサーン(統治期間:900年 – 907年)を支配しました。
タジキスタンの最大の英雄で、姓はソモニとも表記され、タジキスタンの通貨名に採用されています。
像の裏手です。
1991年まではここにはレーニン像がありました。
独立広場は広く、とても綺麗なところでした。
国際大会でメダルをとった少年がこの広場に集められ、テレビ番組収録されてました。
隣にあるルーダキー公園です。
ルーダキーは、サーマーン朝の宮廷詩人で、サマルカンド(現在はウズベキスタンの都市)に近いルーダクの一村で生まれ、940年に同地で没しました。
生来盲目であったとも言われています。
有名な逸話があり、冬になっても、夏営地から王宮へ戻らない王が、ルーダキーの詠んだ詩によって、すぐさま馬に飛び乗り、ブハラの都へ帰還しました。
イランにおける「ペルシア文学史」でも、彼を「ペルシア詩の父」と位置づけ、ルーダキーはイランと中央アジアの偉人です。
ルーダキー公園はルーダキー生誕1150年を期にこの公園を整備しました。
エマムアリ・ラフモン大統領(旧姓ラフモノフ)は、「ルーダキー記念日」に際し、以下のように発言しました。
「タジクの人々は、ルーダキーの偉業に称賛と敬意を抱き、自分たちのルーツへの回帰と、国民的アイデンティティへの誇りのために努力している。何故なら、タジク=ペルシア語は、ルーダキーの詩に起源をもつものであり、この祖国の詩人が我々にとって慕わしい愛すべき存在だからである。」
正面の建物は国立図書館です。
この公園にある国旗掲揚台は世界一の高さ165mです。
ギネスブックにも登録されています。
国家掲揚台の高さは世界中で競っていたようです。
最初、北朝鮮が韓国に勝つために、南北境界線あたりに160mと当時世界一となる高さを建てました。
次にアゼルバイジャンが162mを建て、タジキスタンはそれに上回る165mにしたようです。
当然、国旗を大きく、長さ60メートル、幅30メートル、重さは350キロです。
掲揚台の建設費は数百万ドルと巨額で、旗をあげるのに電動でも14分もかかるようです。
スーパーによってみると、なにか日本のお菓子”きのこの山”に似てませんか?
通りをライトアップしていました。
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次回は世界遺産サラズムを紹介します。
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