今回は以前のブランド戦略の続編として、日本企業・グローバルブランドランキング(2012年)です。
これは、アメリカのコンサルティング会社Interbrand(インターブランド)が「JAPAN’S BEST GLOBAL BRANDS 2012」を発表。
海外売上高比率30%以上の日本企業が対象で、財務力、ブランドが購買意思決定に与える影響力、ブランドによる将来収益の確かさという観点からブランド価値を評価しています。
1位はトヨタで、ブランド価値 27,764百万USドル(約2.2兆円)でした。
私はよく海外旅行にいくのですが、秘境の国で私が日本人だと知ると、「トヨタ ナンバー1」といわれます。
また、トヨタのブランドである ”レクサス”が8位であることは驚きです。企業名以外でランクインしてるのはレクサスのみです。
トヨタ以外をみますと自動車メーカー、電機メーカー、カメラメーカーが全体の約6割を占め、海外からみると、日本は良い自動車、電気製品、カメラを造る国のイメージが強いということがわかります。
順位 | ブランド名 | 読みなど | ブランド価値 |
(百万US$) | |||
1 | Toyota | トヨタ |
27,764 |
2 | Honda | ホンダ |
19,431 |
3 | Canon | キヤノン |
11,715 |
4 | Sony | ソニー |
9,880 |
5 | Nintendo | 任天堂 |
7,731 |
6 | Panasonic | パナソニック |
5,047 |
7 | Nissan | 日産 |
3,819 |
8 | Lexus | レクサス |
2,554 |
9 | Toshiba | 東芝 |
2,325 |
10 | Komatsu | コマツ |
2,317 |
11 | Shiseido | 資生堂 |
2,246 |
12 | Nikon | ニコン |
1,952 |
13 | Sharp | シャープ |
1,884 |
14 | Suzuki | スズキ |
1,336 |
15 | Bridgestone | ブリヂストン |
1,310 |
16 | Ricoh | リコー |
1,123 |
17 | Mitsubishi Electric | 三菱電機 |
1,048 |
18 | Daikin | ダイキン |
978 |
19 | Nomura | 野村(金融) |
933 |
20 | Asics | アシックス |
794 |
21 | Yamaha | ヤマハ |
760 |
22 | Fujitsu | 富士通 |
683 |
23 | Hitachi | 日立 |
673 |
24 | Shimano | シマノ |
655 |
25 | Konica Minolta | コニカミノルタ |
652 |
26 | Unicharm | ユニ・チャーム |
635 |
27 | Ajinomoto | 味の素 |
597 |
28 | Mazda | マツダ |
591 |
29 | Subaru | スバル |
552 |
30 | Fujifilm | 富士フイルム |
548 |
レクサスが人気ですが、海外の秘境の地では、トヨタがNo1で、その中欲しい車はといえば、ランドクルーザーと口をそろえていっています。
トヨタは都会ではレクサス、秘境ではランドクルーザーということでしょうか。
秘境では世界数多くある自動車の中でなぜランドクルーザーがNo.1なんでしょうか?
この情報は海外のランクルを含むクロカン車所有者の方々から聞いた情報です。
秘境ですから、道はよくありませんので、4WDで高耐久性がのぞまれます。
オフロードを走る4WDとして、ランクルのほかに、ランドローバー・レンジローバー、日産・サファリ、三菱・パジェロ、フォード・エクスペディション、スズキ・ジムニー、トヨタ・ハイラックスサーフなど多くあります。
オフロードの交通をメインとする方々は収入に応じて、いろんなクロスカントリーヴィークル(クロスカントリー車、クロカン車)を買いますが、結局、耐久性の悪い車は故障が多く、修理代が多くかかり、修理部品の到着まで時間がかかるなどデメリットが大きいです。
秘境ではそのデメリット・不便さは絶大ですので、それぞれのクロカン車の所有者の間で、情報交換がすすみます。
その口コミの中で、耐久性が高く、悪路にも高い走行性を示す本物のクロカン車として選ばれたのが、ランドクルーザーです。
そうなると、ランドクルーザーが多く出まわるようになり、修理部品が豊富にあり、もし壊れても容易にかつ安価に修理部品が入手できます。
この相乗効果で、ランクルは秘境で、不動の地位についたと思います。
当然、クロスカントリーだけでなく、SUV(Sport Utility Vehicle, スポーツ・ユーティリティ・ビークル、スポーツ用多目的車)としても世界で一番の評価をうけています。
この人気のため、ランクルが日本の盗難車No1になってしまいました。
また、秘境のランクル所有者に聞いたところ、最近のランクルはよくないとのことです。
なぜでしょうか?
それは最近のランクルは電子式の機器・部品が増え、修理部品が複雑になって、修理部品の数が少なく、自分で修理しづらいとのことでした。
秘境では電子式の新車より機械式の中古のランクルの方がいいとのことです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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