今回は国内からみたブランドランキングです。前回の海外から見たブランドランキングの続編です。
これは、アメリカのコンサルティング会社Interbrand(インターブランド)が日本の国内ブランドTOP30 – JAPAN’S BEST DOMESTIC BRANDS 2012「JAPAN’S BEST GLOBAL BRANDS 2012」と同時に「JAPAN’S BEST DOMESTIC BRANDS 2012」も発表されたものです。
■日本の国内ブランドランキング(2012年)
順位 | ブランド名 | 読みなど | ブランド価値 |
(百万US$) | |||
1 | NTT Docomo | NTTドコモ | 10,850 |
2 | MUFG | 三菱UFJ FG | 5,677 |
3 | Softbank | ソフトバンク | 4,419 |
4 | SMFG | 三井住友FG | 3,733 |
5 | au | au | 3,234 |
6 | Uniqlo | ユニクロ | 2,949 |
7 | Mizuho | みずほ(金融) | 2,660 |
8 | Kirin | キリン | 1,798 |
9 | Kao | 花王 | 1,681 |
10 | Rakuten | 楽天 | 1,554 |
11 | Asahi | アサヒ(食品・飲料) | 1,090 |
12 | Tokio Marine | 東京海上 | 1,089 |
13 | Nissin | 日清 | 1,047 |
14 | Lawson | ローソン | 908 |
15 | SECOM | セコム | 872 |
16 | Mitsubishi Estate | 三菱地所 | 698 |
17 | Mitsui Fudosan | 三井不動産 | 560 |
18 | FamilyMart | ファミリーマート | 540 |
19 | NEC | NEC | 531 |
20 | Yakult | ヤクルト | 519 |
21 | Mobage | モバゲー | 470 |
22 | Benesse | ベネッセ | 462 |
23 | GREE | グリー | 461 |
24 | Meiji | 明治 | 440 |
25 | Dai-ichi Life | 第一生命 | 435 |
26 | Daiwa House | 大和ハウス | 393 |
27 | Sekisui House | 積水ハウス | 389 |
28 | NTT Data | NTTデータ | 386 |
29 | Orix | オリックス | 359 |
30 | Muji | 無印良品 | 355 |
1位はNTTドコモで、ブランド価値 10,850百万USドル(約8900億円)となっています。
注目すべきは、大手ブランドがランクインする中、mobage(株式会社DeNA)、GREE などのネットベンチャーがランクインです。
ドコモ、ソフトバンク、auの携帯電話会社があり、いつも身につけてるものが上位にきています。
その携帯で、利用するソーシャル・ネットワーキング・サービス(英: social networking service、SNS)のモバゲー、グリーが上位にくるということで、そのユーザー数も多さからわかります。
両社の国内会員数(2012年3月)、売上高、営業利益率は下記の通り。
モバゲー:3600万人、64,178百万円、49.8%(2011年通期)
グリー :2900万人、64,178百万円、48.5%(2011年通期)
三大SNSの1つであるmixiはランキング外でした。
参考までにミクシィの業績は下記の通りです。
ミクシィ:1550万人、13,229百万円、25.5%(2011年通期)
ミクシィはモバゲー、グリーと業績上で大きく差が広げられ、ユーザー数は伸び悩んでいます。
上記から、SNSは高い営業利益率をあげ、パナソニック、ソニー、シャープなど赤字になっており、総合家電メーカーで5%の営業利益率があればいいというような業界とは別世界です。
ちなみにこのアメーバを運営する株式会社はサーバーエージェントは次の通りで、SNSと比べ、営業利益率が少なく、社会的にみるとより適正な利益での運営になっているように思います。
アメーバ:2500万人、119,578百万円、12.0%(2011年通期)
もう少し詳しくみると、アメーバはサイバーエージェントの売上の約20%を占め、利益の約60%となっています。
もし、アメーバ事業を除くと、営業利益率は約6%となり、この業種からするとよくない業績となり、アメーバの売上は20%と少ないですが、営業利益率が約36%というアメーバ事業でサーバーエージェントは支えられているということがわかります。
話を戻しますと、他のランクインしているブランドも生活に密着したものが多く、グローバルランキングと異なり、国内依存率の高い会社がほとんどとなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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