西アフリカのセネガル・ガンビア(略称:セネガンビア)へ11日間、旅行をしました。
今回は、ガンビアの首都バンジュール観光2日目を紹介いたします。
今回でガンビアの紹介は最後です。
早朝、ホテル前の川へ。幻想的です
日の出です。
ホテルのプール。
バンジュール観光スタート。ホテルから徒歩で。
バンジュール観光のメインは巨大なアーチ22。
1994年7月22日に発生した無血軍事クーデターを記念して、大統領となった”ヤヒヤ・ジャメ”が建てました。
ゲートの高さは35mという巨大なアーチ門には登ることができ、バンジュールの景色を眺めることができます。
奥がガンビア川。
アーチの上にはパネルがありました。白い服が前大統領「ヤヒヤ・ジャメ」。
20年以上にわたって独裁に近い政権を維持してきましたが、2017年1月に赤道ギニアへ亡命しました。
前大統領「ヤヒヤ・ジャメ」はかなり怪しい大統領。
2016年12月1日、大統領選挙で野党候補アダマ・バロウに敗れ、テレビで敗北宣言を行いましたが、「不正があったので受け入れられない」と、任期が切れても大統領職に居座り続けました。
国際連合安全保障理事会で新大統領バロウを支持する決議に基づき、西アフリカ諸国経済共同体加盟の周辺諸国による軍事介入が開始されました。
すると、ジャメは退陣表明後、。同日夜にはガンビアを出国し、ギニア経由で赤道ギニアに亡命しました。
バロウ側近によれば、ジャメは亡命の際に国庫にあった5億ダラシ(約1100万USDドル)を持ち逃げしています。
さらにジャメの独裁政治について3点紹介します。
①エイズ「治療薬」開発と服用命令
彼は、”ハーブを煮出しただけのもの”を2007年1月にエイズの治療薬として発表し、エイズ患者に抗ウイルス薬治療を止め自身が作った「治療薬」を服用するように命令しました。
ジャメの「治療薬」に対して国際連合開発計画ガンビア代表ファザイ・ガラジンバは危険性を訴えたため、国外退去処分を言い渡されています。
②同性愛者の弾圧
ジャメは、2008年5月15日、同性愛を禁止する法律を制定し、国内の同性愛者に対し、「国外退去か、頭を切り落とされるか」を選ぶように通告しました。
2013年9月27日には国連総会の演説で、「同性愛はアッラーと人間に対する冒涜」と発言。
また、2014年2月18日には同性愛者を「害虫」と呼び、「マラリアの原因となる蚊と同じ方法で同性愛者と戦う」と発言しました。
③魔女狩り
2009年、親族の死に魔女が関与していると疑い、ギニアから呪術師を呼び寄せ魔女狩りを行いました。
魔女狩りによって1,000人以上の女性が拉致され、幻覚剤の投与や呪術師からの強姦を受け、少なくとも8人が死亡したとされています。
魔女狩りを批判した野党指導者をスパイ容疑で逮捕しています。
昨年、旅行したパプアニューギニアでも魔女狩りがあり、ショッキングでした。
よろしれば、パプアの魔女狩りの記事を見てみてください。
3点紹介しましたが、ジャメは人権を無視した独裁政治はひどかったです。
それなのに観光メインスポットにこのパネルが飾られているとは驚きでした
他に黒人奴隷貿易のパネルも。
世界の人気ドラマ「ルーツ」の主役となるクンタ・キンテの生まれ故郷がこのガンビア。
そのため、ルーツ・フェスティバルが開催されています。
セネガルにはバンジュールの港からフェリーで移動。とんでもない人の多さ。混み過ぎ
トラックは個性的
以上、ガンビアを紹介しましたが、いかがでしょうしょうか?
もう2度と行かないと思いますが、100ヶ国旅行した中が、コンゴ、パプアニューギニアと並ぶ大変印象に残る国でした。
驚きの国「コンゴ」と「パプアニューギニア」の記事は次から見てみてください。
コンゴ旅行記 ※コンゴ民主共和国とコンゴ共和国の紹介
セネガンビア良好の他に記事は次から見てください。
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