年末年始にモーリタニアを旅行しましたので、今回、モーリタニアいうあまり聞かない国を写真で紹介したいと思います。
今回はモーリタニアの世界遺産 ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタの古いクスール(伝統的村落)です。
まずは、歴史の話からです。
8世紀にクンビ=サレー(モーリタニアの南東部)を首都として、ガーナ王国が興り、ムラービト朝に1077年に滅ぼされるまでその繁栄は続きました。
繁栄のみなもとは金、塩、銅製品などの交易路を押さえ、その中継貿易の利です。
その周辺にあるモーリタニアのウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタも隊商都市・交易都市として繁栄を極め、ガーナが滅亡した11~12世紀にも繁栄を続けました。
繁栄の中、特にシンゲッティは12世紀頃に西アフリアあたりでメッカの巡礼地(ハッジ)の出発点となり、イスラム学者、学生、修道士などが集まる文化都市となり、西アフリカではイスラームの第七の聖地として巡礼の対象にもなりました。ウアダン、シンゲッティ、ティシット、ウアラタは現在も古い街並みが保存され、世界遺産になっています。
今回はウワダン、シンゲッティの2つを訪問しました。
ウワダンは初期は小高い丘のふもとに町が築かれましたが、略奪を避けるため、小高い丘の上に城塞都市を築きました。
ウワダンはワダンとも呼ばれています。
まずはウワダンの写真です。
これがストリートです。
ウワダンにはこのようなストリートがたくさんありました。
空が綺麗でした!
ウワダンの建物ととてもあっていました。
雲が綺麗でした
次はシンゲッティです。
ここは平地にあり、ウワダンのような防御壁はなかったです。
このシンゲッティは砂漠に埋もれつつあり、防御壁があれば防げますが、ここは西アフリカの聖地だったため、略奪のおそれがなく、防御壁は不要だったのでしょうか。
ここはイスラム聖地であり、大学もあったため、多くの学生や知識人が集まり、イスラム教の他にも科学や医学などあらゆる学問を修めていました。
そのため、シンゲッティには5000冊以上の古書が現存し、ユネスコからの協力を得て、きれいな状態で保存されています。
シンゲッティの一番の観光名所は図書館であり、そこで、500年以上前の古書がみれます。本の装丁、絵柄がすばらしいので、大変、見る価値があります。
■モーリタニアのつづきは次からみてください。
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