ネパール旅行～世界遺産編①～

今回の旅行の目的は２つでした。
①ランタン谷トレッキング　
②世界遺産「カトマンズ盆地」の観光
　
　今まで①について１０の記事を書きました。見るには下記をクリックしてください。今回から②の世界遺産「カトマンズ盆地」について書きます。

http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11747788665.html
　
　まずはネパールの世界遺産の紹介です。
　
　ネパールの世界遺産は４つあります。
　
文化遺産（登録年）
①カトマンズ盆地（1979年）
②仏陀の生誕地ルンビニ（1997年）
　
自然遺産 – （登録年）
③サガルマータ国立公園（1979年）
④ロイヤル・チトワン国立公園（1984年）
　
　今回、観光した①はKathmandu Valleyとして登録され、カトマンズはカトマンドゥともよばれ、盆地は谷、渓谷とも訳されています。
　そのため、カトマンズの谷、カトマンズ渓谷、カトマンドゥ盆地、カトマンドゥの谷、カトマンドゥ渓谷などいろいろな記載がされています。
　
カトマンズ盆地としては次の７つの遺産が登録されています。
①カドマンズ（古都）
②パタン（古都）
③バクタプル（古都）
④スワヤンブナート（仏教寺院）
⑤パシュティナート（ヒンドゥー寺院）
⑥ボダナート（チベット仏教の主要な巡礼地）
⑦チャング・ナラヤン（ヒンドゥー寺院）
　
　今回は①～③の古都を旅行しましたので、今後、紹介していきたいと思います。
　
まずはカトマンドゥ盆地の歴史を紹介します。
①4世紀後半

　インド・アーリア系のリッチャヴィ王朝が古代からの非インド・アーリヤ系先住民(現在のネワール族の祖先といわれる)をを征服しネパール（ネーパーラ）王国を興す。
　
②9世紀

　リッチャビ王朝の衰退によりデーヴァ王族が統治（デーヴァ王朝）
　
③13世紀初頭ころ

　デーヴァ王族に代わりマッラ王族が統治（マッラ王朝）
　
④15世紀（マッラ王朝の衰退のはじまり）　

　ヤクシャ・マッラ王は三人の王子可愛さから、マッラ王国を３つに分割し、長男ラーヤ・マッラ王にバクタプル（バドガウン）、二男のラトナ・マッラにカトマンズ（カンティプル）、三男シッディナラシンハ・マッラにパタン（ラリトプル）に割譲。
　
⑤1768年9月25日インドラ・ザットラの日（雨と豊穣の神インドラの祭り）

　ネパール全体の46の小国の一つであるゴルカ王国（シャハ族）のプリティビ・ナラヤン・シャハ王（サハ王ともいわれる）はお祭りの最中、カトマンズ王国（ジャヤ・プラカース王）に攻め込む。

　カトマンズ王、パタン王はバクタプルに逃げ込む。

⑥１７６９年１１月

　カトマンズ王、パタン王の引き渡しを拒んだバクタプル王国はプリティビ・ナラヤン・シャハ王によって滅ぼされ、カトマンズを首都としてシャハ王朝をひらかれる。
※1769年にネパールを統一するまでは、「ネパール」というと「カトマンズ」を指しました。
　
　特に④のヤクシャ・マッラ王が３つに分割したことで、３つの王国は背力争いをするようになり、建物の壮麗さを競いなど、財政の不安定化をまねき、お互いに弱小化しました。

　ゴルカ王プリティビ・ナラヤン・シャハ王はカドマンズ盆地征服のため、修行ということでバクタプル王宮に３年間スパイまでしたかなりの度胸をもち、戦略家でもありました。

　
　世界遺産となったカトマンズ・パタン・バクタプルはお互いの王が建築で競ったため、素晴らしい建築物として残っています。

■つづきの記事は下記をクリックしてください。

　http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11762395475.html

■本ブログ全体の目次は次から見てください。

　（世界遺産、海外ドラマなどあります）

　http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11076468738.html

【おまけ】次回以上、紹介する写真の一部を紹介します。
古都カトマンズ

古都パタン

古都バクタプル

　

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最後まで読んでいただきありがとうございました。