ブータン旅行記~第6日目~ 

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ブータン旅行の6日目で、今回はこの旅行の二番目のメインであるタクツァン僧院の紹介です。


第6日目 走行時間2時間
 ティンプー→タクツァン僧院トレッキング→キチュ・ラカン→パロ観光


とうとう今日が観光の最終日で明日、日本に向けて帰国です。


まずはタクツァン僧院です。

下写真の中央に谷のちょっと右上に白い建物が見えるでしょうか?

その建物がタクツァン僧院です。         ↓この下あたり

 

 

アップするとに崖の中腹の白い建物です。       ↓この下


 このタクツァン僧院は今までの記事で何度もでてきたパドマサン・バヴァ(別名でパドマサン・ババ、グル・リンポチェなど)です。

 
 パドマサン・バヴァは8世紀にグルテ地方(現在のブータンのルンツェ県)から妻が変身した虎に乗って、このタクツァンに飛んできました。

 
 タクツァンの洞窟(Taktsang Senge Samdupといわています)で三ケ月間、瞑想を行った後、八変化相の一つ、忿怒形のドルジ・ドロに変身して、パロ地方の土着神を調伏し、仏教に改宗させました。

 
 この伝説から、この地を虎の巣(虎のねぐら、タイガーネスト)と呼ばれ、ブータンの言葉にすると「タクツァン」となります。

 
 グル・リンポチェがチベットに帰った後も、彼の弟子ランチェン・ペルキ・シンゲをはじめとする巡礼者の訪問が続き、ブータン随一の聖地とされ、チベットでも聖地になっています。

 
 1692年、4代デシ(摂政)であるテンジン・ラプゲがグル・リンポチェが瞑想した洞窟の近くにタクツァン・ペルプを建て、今ではタクツァン僧院と呼ばれています。

 タクツァン僧院は1998年に不審火で全焼し、2004年に以前より立派な建物になっています。




さて、これからタクツァンにむけて出発です。ここの標高は2500mでタクツァン僧院は約3000mにあります。

あまり運動していない人は登るのは困難ですので、体力に自信がない人は馬さんに乗って、登山することができます。


普通にゆっくり歩いて登ると僧院まで行きが約3時間、帰りが2時間30分です。

登山が趣味で高山につよい私は自分のペースで登ると行きで約80分ぐらいで、往復で2時間ちょっとぐらいだと思います。

推定の理由は、道中、生活道をいっているとタクツァン僧院よりさらに上の僧院に辿り着いたため、詳細は不明です笑

 

 

馬の乗っての登山の様子です。

 

 

第一展望台の近くです。 

 

 

途中、かわいいワンちゃんに出会いました!

  

 

 

奥に見える白い建物がタクツァン僧院です。 

 

 

 

ツアメンバーはゆっくりいくとのことで、私は一人で僧院までいくことにしました。

馬もいると危ないのと、整備した道を歩いてて楽しくなかったので、生活道や近道で登っていくとタクツァン僧院のルートから外れてしまい、下写真の家に来たのですが、どこかよくわかなかったです。

タクツァン僧院のルートでもどったときの案内板を見ると、上写真はTASHI CAFE(ネットで調べると、タシタシカフェテリア)でした。

ただの家と思えていたのですが、左に展望ができるテーブルがありますね(笑)

 

 

このカフェをさ
らに上の方に枝をかき分けながら、生活道を歩いていくと、ウゲンツェ・サンドペルリ・ラカンがあります。

ルートを外れて、タクツァン僧院のルートにもどるまで、約50分くらいは誰にも会いませんでした。

人がいないため、ゆっくりできるのですが、僧院手前から野犬がいて、上の僧院に入るまでずっと(約5分くらい?)吠えられました。

犬が得意でない人はご注意ください。結構、怖いです・・・

  

 

ウゲンツェ・サンドペルリ・ラカンは誰もおらず、通り抜けると素晴らしい展望台があり、タクツァン僧院を見下ろすことができます。ここの標高は3200mくらいでしょうか。

 

 

 

ここの展望からみる景色はとってもよかったです。

 

 

 

タクツァン僧院を見下ろすことができます。

 
 

 

タクツァン僧院のルートに戻ってきました。

 

 

 

タクツァン僧院が見えてきました。

振り向くと風景です。

タクツァン僧院の手前には滝があります。

 

 

 

滝の横にはちょっとお参りでできるところがあります。みなさん疲れているか、この階段をあがって参拝される人はほとんどいなかったです。


 

 

 

絶壁にそびえたつタクツァン僧院はすばらしい♪

 

 

 

 

タクツァン僧院はガイドさん同行じゃないと入れませんでした。

タクツァン僧院の入口で30分ほど、ガイドさんの到着を待ちました。

 

 

 

タクツァン僧院は写真NGのため、これから下山中の写真です。

タクツァン僧院が絶壁にあることがわかりやすいと思います。

 

 

  

下山し、キチュ・ラカンに来ました。

キチュラカンは、パロにあるブータン最古の寺院で、チベットを初めて統一したソンツェン・ガンポ王が7世紀に建てたものです。 法隆寺も7世紀ですから、同時期ぐらいに創建されています。

ソンツェン・ガンポ王はそれまでチベット全域に大きな力を持っていたポン教を仏教に変えるために、ポン教の神を悪霊(下写真)とし、その体の108のツボにあたる場所に寺院を建立したとされます。

ちなみに108のツボにあたる寺院はブータンに2つあり、もう1つが3日目に紹介したジャンパ・ラカンです。

キチュラカンは下写真の左足にあたる部分だと言われています。

 

このキチュ・ラカンの有名なのは中庭に、神聖なみかんの木が植えられていることです。

 

 

 

神聖なみかんはおいしいかどうかですが、ガイドさんによると寒いところなのでおいしいものではないということでした。当然、食べるものではないですし、考えるのもはよくないですね(笑)


  

境内に猫ちゃんが日向ぼっこしてました。 

 

 

 

マニ車が並んでいます。右回り(時計回り)に回転させると、回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。

大きなマニ車もあります。

 
 

 
お坊さんがマニ車を回していました。

 

 

 

パロのメインロードです。

 
 
 

ブータンではダーツが流行っています。的は白い杭です。

 

 

 

白い杭がまとです。

 

 

 

ブータンは弓競技も人気があり、よく見かけました。

 

 

 

 

 

的までは140mもあり、遠いです。

 

 

 

 

どれくらいあたってるのかを見に行きました。遠いので、的内は難しいですね。

また的にあたるとみんなが声を出して、踊ってました。

 

 

 

パロの中心部を外れ、この柳の並木道を歩いてゾンに向かいます。塀向こうの左に少しパロ・ゾンが見えます。

 
  

 

パロ・ゾンです。このゾンで映画『リトル・ブッダ』のロケが行われました。

 

 

 


 
 

 
パロ・ゾンの入口です。

 

 
 

パロ・ゾンのあとはまたメインストリートに戻り、集合時間まで少し時間があったので、お土産を買いました。


 

 

 
スーパーで見かけたお菓子。かっぱえびせんのパクリ!?

 

パロの郊外です。


■ブータン旅行記事の最初から見られたい方は次をクリックしてください。

 http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11975846586.html


■ブータンの歴史の記事は次をクリックしてください。
 http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11984309824.html

■旅行以外に多くのジャンルの記事を書いています。その目次は下記からみてください。

 http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11076468738.html



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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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