【ラグビー】重要戦術”キック”は諸刃の剣!

ラグビー
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この記事でわかること

  • 陣取りで重要な”キック”が諸刃の剣!
  • キックのルート図で、場面に応じたキックの違いがわかる!
  • キックする場所によってキックの奥深さがわかる!
  • 読んで理解できるだけでなく、観戦するときに具体的で実践的!

(※わかりやすいようにルールは簡略化しています。)

筆者について

  • ラグビー経験はありませんが、コアファンであり、幅広い観戦歴と独自目線での分析力があります。

・観戦歴(ラグビー):高校、大学、日本代表、リーグワン、サンウルブズ(解散)
・観戦歴(その他):野球⇒バスケ(NBA)⇒テニス⇒サッカー⇒ラグビー・アメフト(NFL)

 ➡なので皆さんと同じ視点でラグビーをみられます!
  これから監督/解説者視点でラグビーを極めようとがんばっていきます!

 

最重要戦略となる”キック”。実は諸刃の剣

観戦方法として、以前シーン編背番号編キック編を紹介しました。
読まれてない方は上をクリックしてご覧ください。

この記事では陣取りゲームの最重要戦略となる”キック”が、実は諸刃の剣であることを解説します。
キックには以下の2種類があります。

1.タッチキック
ボールをタッチライン(選手の両側の約100mライン)の外に出す精度が高いキック。
・得意なポジション:
・日本代表:松田、山沢
2.ロングキック
その名の通り、ボールを長距離に飛ばすキック。
・得意のポジション:
・日本代表:山中、野口、山沢

 

1.良いタッチキックとそのリスク

選手は蹴る場所によってキックを変えています。でもこれがわかるとラグビーのおもしろさが格段に上がります。図で詳しく見ていきましょう!
わかりやすいように、図と説明の番号を一致させています。

1-1危険エリア以外の自陣からのタッチキック

《ルール》
・危険エリア外からのキック(図の赤枠以外)は
ーワンバウンド以上でタッチラインの外にだすと、場外に出たら相手ボールで再開。
ー直接外にだすと蹴った位置から相手ボールで再開
・ゴールラインを超えての場外は蹴った位置から相手ボールで再開
※2021年8月から新ルール(50:22キック)が追加されました。

例で見てみるとわかりやすくなります。

●良い場合
は当然、陣地を多くとれたロングキックがベターです。敵ボールで再開します。
の自陣からキックして敵陣の0~22mのタッチラインをわる前にワンバウンド以上でボールがでる(新ルール「50:22キック」)のがベストです。陣地も取れた上、味方ボールで再開できます。
ただし、ボールの転がり方によって、ミスキックになる場合があります(③、④)。これがリスクです。しかし、楕円形ボールであるラグビーの面白さがここにあります。リスクをまとめてみます。

 

●多く陣地をとろうとして起こる4つのリスク

③タッチインゴールラインを超えてしまう。

④デッドボールラインを超えてしまう。

⑤ボールを強く蹴りすぎて、直接、タッチラインを超えてしまう。

⑥ボールを右側に蹴りすぎて、直接、タッチラインを超えてしまう。


1-2危険エリア
からのタッチキック

・危険エリア内からのキックは直接でタッチラインの外にだしてもよい。

①~④のキックはすべて落下までの飛距離は同じです。

●良い場合
は危険エリア内ですので、直接タッチできます。当然、陣取りが大きいといいキックです。
●リスク
③④は思ったよりボールが左に飛んでボールが直接でなかった場合です。楕円のボールで、結果オーライでボールが外にでてくれる場合(③)、ボールが出てくれない場合(④)があり、は敵はパス・ランなどして蹴り返してくる場合が多いですが、相手からのカウンターアタックをうけるリスクがあります。

は④のリスクを回避させて、確実に外にだしているか、ミスキックです。
外にでた位置▲から敵のラインアウト※ですので、①と②の飛距離は同じなのですが陣取りでは大きな差があり、②のキックは陣取りが少ないので、ローリスク・ローリターンといえます。観客からすると面白くないキックになります。

良いキックかどうかの判断方法は、ボールの落下地点とタッチラインの距離でわかります!
その距離が小さいほど良いキック、距離が長いほどと安全を考えたキックまたはミスキックとなります。
ボールがタッチライン外のに近くに落下したときは、超ナイスキックですので、拍手をおくりましょう!

 

2.良いロングキックとそのリスク

良いロングキックは敵が簡単にボールをとれないキックです。
簡単に取れないということはその間に、味方が敵陣に入り込む時間稼ぎができるということになります。そうすると、相手はプレッシャーを受けて、蹴り返すにもランするにもやりづらくなります。相手の蹴り返しが陣取りが少ないタッチキック(上述1-2の②)になれば、ロングキックは大成功です!

敵が簡単にボールがとれない具体例をあげます。

①敵がいないところにキック
②低いバウンドで転がっている(高いバウンドだと敵はキャッチしやすい)
③敵の手前で落下(ボールがどこにころがるかわからないので取りにいけない、うまい選手はサッカーのように足でボールをトラップしてます。足でボールが前にいっても反則になりません)

~こぼれ話~
日本代表15番山中選手がNHKニュースで紹介されてました。

2023年3月8日 おはよう日本 6:17 – 6:21
「最後の砦 ラグビーW杯まで半年  キックに磨きを!」
ラグビーW杯まで半年。山中選手は次のW杯に向け、得意のロングキックに磨きをかけている。山中選手はことし1年は勝負の年だと思って覚悟も決めている、自身の集大成として臨む

筆者は15番候補は、山中、野口、山沢がいいと思っています。15番は多彩なスキルと能力が必要で、今回はロングキックとタッチキックについて説明しました。
各々の特徴は、山中:ロングキック、野口:パントキック、山沢:オールマイティ


■まとめ&復習

今回は陣取りの重要な”キック”において、良いキックとそのリスクについて説明しました。理解できたでしょうか?

 

最後に今回取り上げたキックについておさらいをしましょう。

 

タッチキックは「精度」、ロングキックは「パワー」がポイントです。

タッチキック
・50:22キック
・危険エリアではタッチライン外の近くにボールが落下するキック
ロングキック
・相手がボールをとるまで時間稼ぎができるキック

 

ただし、ナイスキックにするには、上述したようにたくさんのリスクがあってもチャレンジしなければなりません。最初に”諸刃の剣”と書いた理由はここにあります。

そのため、どうしてもリスクを回避したキックが多くなりがちです。

 

勇気をもってナイスキックに挑んだ選手には失敗しても拍手を送りましょう!

 

今回は以上です。

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ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします
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最後まで、読んでいただきありがとうございます。

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