ラグビーと人生について

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ラグビーと人生について

はじめに

これまでラグビー記事を書いてまいりましたが、ラグビーについて考えれば考えるほど人生に役に立つ、活かせると思ってきました。過去の記事の中でもいくつか触れています(下記)

①レジリエンス向上が人生で役立つということを説明しました!
【高校ラグビー】レジリエンス向上の重要性~桐蔭学園・東福岡~

②サントリーサンゴリアスはいつも優勝候補でありながら、5年間優勝できていません。その理由を探りました!
サンゴリアスがどう優勝する?4年間無敗のワイルドナイツにどう勝つか?

③ボールキャリーで独走して敵に囲まれるが、攻撃サポートが付いてきてくれて見事トライというプレーを解説しました!
【ラグビー】神戸S vs GR東葛観戦解説(リーグワン12節)

今回はいつものラグビー解説とは異なり、これまで温めてきた(?!)「ラグビーと人生」内容をご紹介します。ありきたりなフレーズかもしれませんが、「幸せな人生をおくるためにどのようなことをすればいいのか」の手法についてです。
その手法の一部は、ラグビーでは日本代表コーチが選手に、ビジネスでは上司が部下の育成に使うものでもあります。

筆者はさらにそのフレームワークを使って、「自己」育成プログラムとして考案してみましたので、ぜひご覧ください!

幸せな人生をおくるためには?

まず上記の3つの記事をご覧ください。次のことをポイントとして挙げています。

①【高校ラグビー】ラグビーはレジリエンス向上が重要(特に高校性には必要)で、そのためには基本プレーの練習を重視すべき
(※レジリエンス:耐久力、再起力、困難をしなやかに乗り越え回復する力(精神的回復力))人生では・・・・
⇒幸せな人生をおくるにはレジリエンス向上が重要で、そのためには人生における「基本」を修得していく必要があります。
サントリーサンゴリアスのDNAはボールを持ち続けて戦うプレースタイル。これ断捨離できるのか。
サンゴリアスはこの「ボールを持ち続けて戦うDNA」で5年間優勝できていません。このDNAを断捨離して、ラグビーの特徴にあった戦略に変更する必要があります。具体的には、ボールを持つこと(好きなこと)は諦め、ボールを相手にキックで渡して、陣取りを優先していく戦略に変えていくことです。人生では・・・・
⇒人生で何が大事であるかに立ち返り、いままでのの考え方・価値観・習慣を見直します。そして、新たなことにトライ!して習慣化していくしかありません。

「One for all  All for one」にぴったりな名プレー!

人生では・・・・
⇒人生でも困難にあって落ち込んだときに「苦しい、誰か助けて!」って思うこともあるかもしれません。元気づけてくれたり、前に踏み出すサポートをする人がいたら、苦しい時にも前に進もうとする原動力になるのではないでしょうか。ラグビーでもボールキャリーで独走して敵に囲まれても、攻撃サポートが付いてきてくれて見事トライ!のシーンをみると人生と重なってしまいます。人生での成功や幸福について学び、それに向けて、シンプルな生活や思考に変化させ、毎日の振り返りがしていくことが必要となります。

 

それでは、「自己」育成プログラムを4つのステップで説明します。

STEP1:時間の見える化

STEP 1-1
自分が何に時間をつかっているかを見える化 家事(料理・掃除など)・テレビ・スマホSNS・趣味(ゲーム・グルメ・旅行)・友人・残業(睡眠・食事・洗濯・入浴を除く)

STEP 1-2
断捨離の対象ごとに、それぞれの所要時間を見える化(対象期間:1・3・6・12ヶ月で好きな期間を選んでください)

STEP2:断捨離して時間づくり

STEP 2-1:いままでしていた好きなこと・快適なことをやめる

STEP 2-2:2-1でどうしてもやめられない場合は時間を半分以下にする(できるだけ減らす)

STEP 2-3:2-1でどうしてもやめられない場合は何かで代用して時間を減らす

おすすめの断捨離内容
・残業
・テレビ時間の短縮
・ゲーム
・SNS時間の短縮
・情報入手(メルマガなど)

 

特に残業は意識して減らしましょう!
筆者は残業のし過ぎで、体調を崩しました。
体調を崩すと会社からいろいろ言われ不快になり、同僚には迷惑をかけ、結局Lose-Loseでした。実力や体力以上のことをしてはいけないということでした。

残業に自分の時間を使うのではなく、自分の成長時間にあてていきましょう。

自分が成長していけば、だんだんと仕事も速くなり、アウトプットの質も高くなり、そして人間関係もよくなります。
(残業してまで)仕事を優先して時間投資するのではなく、自分を優先して成長させることが、結局は自分も仕事(会社)もWin-Winになるのです。

 

知人は、自己成長に時間を使った結果、いままで苦手と思っていた仕事内容が得意だと思うになったり、上司や同僚への承認欲求がなくなり、自分軸で判断できるようになったと言っていました。

 

もう一つ。自分への時間投資では、スキル系(話し方など)の枝葉の勉強ではなく、自分の幹を太くするような人格向上につながることの勉強に時間を使いましょう!

 

STEP3:新たなことをチャレンジして習慣化する

ここでは自己成長のステップに合う、筆者が読むべきと思う本をピックアップしました!

本の画像をクリックすると詳細が見られます。

STEP3-1:読書
以下の紹介順に読んでみてください。
3-1-1 人生で大事なことを学ぶ
3-1-2 それから将来ビジョンや夢を設定・実行
3-1-3 実行できないときに勇気をくれる本本紹介

本紹介
3-1-1 人生で大事なことを学ぶ

◆幸福・徳・友愛とは何か?
『ニコマコス倫理学』(アリストテレス) 100分de名著

◆愛の大事さと愛し方を教えてくれる本(愛のバイブル)
「愛される」欲望から「無条件に愛する」へ
『愛するということ』エーリッヒ・フロム著

◆幸せに生きるために必要なことを教えてくれる本
『人生談義(上)(下)』 エピクテトス
   
『自省録』 マルクス・アウレーリウス著

 

3-1-2 それから将来ビジョンや夢を設定・実行

◆人生の成功とはないか?、それを手に入れる方法を教えくれる本
『7つの習慣』 スティーブン・コヴィー著

◆夢に向かって人生を歩むための本
『夢をかなえるゾウ1』『夢をかなえるゾウ・ゼロ』 水野敬也著
   

 

3-1-3 実行できないときに勇気をくれる本

◆勇気を得る本
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』 岸見一郎著
  
『自分の中に毒を持て』 岡本太郎著

『人生談義(上)(下)』 エピクテトス
   

 

STEP3-2:人生を「V(ヴィジョン)S(ストーリー)S(シナリオ)」で考える
自分の将来を「V(ヴィジョン)S(ストーリー)S(シナリオ)」で考えます。

VSSは日本ラグビー界の“育将”中竹竜二氏が提唱し、本で紹介しているものです。中竹さんは、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターでラグビーU20日本代表元監督です。早稲田大学ラグビー蹴球部元監督と、日本ラグビー界の名コーチです。
中竹さんは、留学した英国の大学院で学んだ「形態型社会学」のフレーミングを探り当てて提唱したそうです。形態型社会学とは、社会の仕組みなどさまざまな事象を構造的にとらえる学問です。主観を排除し、物事を俯瞰的にとらえなおすことが求められます。
 引用図書

 

VSSは現在からゴールまでの道筋を映画のようにストーリー化し、その裏側にあるシナリオを徹底的に考えていく方法です。コーチ・リーダー・選手への教育を自己が先生&生徒としてVSSに当てはめてみました。

・V=ヴィジョン(到達したいゴールを描く)
※ニコマコス倫理学:最高幸福を学ぶ
※7つの習慣:人生の成功を学ぶ

・S=ストーリー(現在からヴィジョンにたどり着くまでのプロセスをストーリー化する)
※夢をかなえるゾウ

S=シナリオ(現在からストーリー通りに運ぶよう支援するためのいろいろな台本を用意する)
※7つの習慣:実現させる方法を学ぶ

 

STEP3-3 VSSの実行

断捨離でできた時間をVSSの実行の時間にあててみましょう。
大事なことは行動や文字化など、アウトプットする時間にすることです

自己啓発でよくある失敗例は、本を読んで満足して、何も変わらない、行動しないことです。

良書を読んでも、行動しなければ、その本を読んだという事実(インプット)だけで終わってしまいます。

「インプットは少なく、アウトプット多く」にしていきましょう。

ただ、アウトプットをしていくとわかるのですが、いろんな課題が見えてくるのです。そうすると、その課題を解決するための時間が必要になるので、必ず時間が足りなくなります。

 

大量のインプットに時間を使い、アウトプットをしたとしても継続しない人が多いように思います。

高所の登山、ランニング、そして深呼吸するには、まずは意識して息を吐きだせば(アウトプット)、勝手に息は入ってきます(必要最小限のインプットになる)。アウトプットを重視して行動すれば、時間効率がよく、そしてよい成果につながります。

 

STEP4:毎日のGBN(Good・Bad・Next)での振り返り

このGBNも日本ラグビー協会コーチングディレクター中竹竜二氏が提唱した手法です。
日本ラグビーのレベルアップをし、会社を設立し、他のスポーツのレベルアップに貢献されています。筆者は中竹さんを尊敬し、中竹さんと話してみたいです(笑)

GBNは、練習や試合の「ふり返り」に「Good」「Bad」「Next」の3つの観点で振り返りをします。
「Good」は良かったこと、「Bad」は悪かったこと。それらを踏まえ、次にどうするかを見定めていくのが「Next」になります。

TIDユースキャンプ(Bigman & Fastman Camp)でもGBNを実施しています。
Bigman&Fastman Campは、体格や身体能力に優れた高校生世代の選手に焦点を当て、有能なタレントを確実に優秀なタレントへ育成することを狙いとして実施するものです。本キャンプでは全国各地の指導者からの推薦・他薦に加えて、自薦枠を設けて参加希望者を40名程度募集し、幅広い発掘を図っています。
この手法は成果をあげ、中竹氏は中竹はプロ野球の横浜DeNAベイスターズ、Jリーグ、日本バスケットボール協会で選手や指導者に講習を行っています。
ラグビー発の育成プログラムってすごいですね!

 

筆者はこれを毎日の振り返りでエクセルシートに「Good」「Bad」「Next」の欄をつくり、毎日、パソコンに入力(アウトプット)しています。
これを毎日書くようになると、日中、アウトプットをより意識できるようになります。

また、パートナーと一緒にできるようであれば、ぜひ行ってください。
なぜなら、その内容について質問や共感、対話をすることで、自分自身も内容を深めることができます。また、相手の考えていることも理解できて、自分も理解されていると実感すると心理的安全性を感じるようになります。そして、Next宣言によって、実行意欲もあがります。

いろいろ良い成果がでてきますが、一番は、パートナーとの相互理解が深まって、相手が心地よく思う気遣いやいたわりができるようになり、相手への協力や共同作業が増えて、信頼関係が強くなることだと思います。
これが愛の体現、人生の幸せかもしれません。

まとめ

①過去のラグビー記事と人生に関連性について説明しました。

 

②日本ラグビー界の“育将”中竹竜二氏が提唱した「VSS」「GBN」を取り入れ、自己成長プログラムを考えだし、紹介しました。

 

③自己成長プログラム
◆STEP1:時間の見える化

 

◆STEP2:断捨離して時間づくり

STEP 2-1:いままでしていた好きなこと・快適なことをやめる

STEP 2-2:2-1でどうしてもやめられない場合は時間を半分以下にする(できるだけ減らす)

STEP 2-3:2-1でどうしてもやめられない場合は何かで代用して時間を減らす

 

◆STEP3:新たなことをチャレンジして習慣化する
STEP3-1:読書
STEP3-2:人生を「V(ヴィジョン)S(ストーリー)S(シナリオ)」で考える
STEP3-3 VSSの実行

 

◆STEP4:毎日のGBN(Good・Bad・Next)での振り返り
できればパートナーとのGBNを共有し、対話することをおすすめします。

 

今後もラグビーや人生論について紹介していきますので、お見逃しなく!
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他にも人生に役立つ情報があります。⇒”道を、極める”記事一覧

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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