今回は登山靴についてです。
過去、キリマンジャロ登頂(5895m、残雪なし)したのですが、このGWにパキスタンのフンザ※1でウルタルBC(ベースキャンプ)~ホン・パス(別名:ホーン・パス、ホーン峠、Horn Passで、標高4260mで残雪あり)に行くため、残雪に対応した登山靴を新しく購入することにしました。
(その登山途中、世界トップクライマー長谷川恒男さん※2が遭難死した場所があり、そこにお墓がありますので、お参りもする予定です。)
登山靴の購入のため、好日山荘(コージツ)、ICI石井スポーツ、モンベルショップ、アルペンの全国チェーン店と2つの登山専門用品店で計6店舗を2日間にかけて試し履きしました。
その前に、登山靴の種類の説明です。
登山靴は下記のように大きく6種類に分れます。
①重登山靴・・・厳冬期も含めた4シーズン対応
②レギュラー登山靴・・・厳冬期を除く4シーズン対応
③軽登山靴(トレッキングシューズ)・・高山を除く3シーズン対応
④プラスチックブーツ・・・ スキー靴のようなプラスチック製
⑤クライミングシューズ・・・フリークライミング、岩登り用
⑥渓流シューズ・・・釣りや沢登り用
今回の試し履きしたのは、②レギュラー登山靴で、残雪期から初冬まで使用でき、雪渓や急なガレ場、岩壁登山に向いた靴です。価格は3万円台、4万円台になります。
次がレギュラー登山靴として試し履きした一覧です。
全部で15ブランドと結構、履きました。サイズ変更や他店での同じ登山靴を履いていますので40以上は試しています。
ちなみに私の足サイズ※3は3E(EEE)で主流のサイズで、対象靴が豊富にあります。
■試し履きした登山靴
◎GARMONT
ガルモント タワープラス GTX
ガルモント タワー GTX
ガルモント エルモ GTX
#タワープラスGTXは新製品で6店でなんと1店しかなく、入荷待ちでした。タワーに比べ、軽量化され、踵のホールドもかなりしっかりしていて、格段にレベルアップしてるように感じました。
下の写真がタワープラスです。
スカルパ シャルモ GTX
スカルパ クリスタロ GTX
スカルパ トリオレプロ GTX
スカルパ ゼログラビティー10 GTX
◎LA SPORTIVA
スポルティバ トランゴS EVO GTX
スポルティバ トランゴガイド GTX
スポルティバ トランゴアルプ GTX
◎HANWAG
ハンワグ クラックセフティ
ハンワグ クラックGTX
ハンワグ フェラータコンビ GTX
◎LOWA
ローバー バイオレ GTX
ローバー タホープロ GTX
◎Zamberlan
ザンバラン ヴィオーズ・プラス GT
ザンバラン フジヤマ
◎NORTH FACE
ノースフェイス ヴェルト S4K GTX
ノースフェイス ジャヌー2 GTX
◎SIRIO
シリオ 611 GTX
◎AKU
アク CONERO IMS GTX
◎MILLET
ミレー シャプアGTX
◎KEEN
キーン オレゴン PCT
◎MEINDL
マインドル アルパイントレック GTX
◎Grandking
グランドキング GK-69
◎mont-bell
モンベル アルパインクルーザー2500
◎KAYLAND
ケイランド アペックス デュアル
■上記登山靴のおすすめランキングは次からみてください。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11202428917.html
※1フンザ
フンザはパキスタン・イスラム共和国北西部に位置する地域で、周囲には8,000m以上の山が何と5座(世界第2位のK2峰8,611mもあります)、7,000m以上が15座もあり、景色が素晴らしく、バックパッカーの間では「伝説の地」、「桃源郷」と呼ばれるほどです。
日本人旅行者の間では宮崎駿の「風の谷のナウシカ」の「風の谷」のモデルとなったと言われています。
特に、4月になると杏の花でピンク色に埋め尽くされます。また、お酒の販売や入国でのお酒の持ち込みが禁止されているため、この杏からひそかに作られた酒「フンザ・パーニー」はお酒にうえた旅行者には格別とのこと。
※2長谷川恒男さんについて
1947年12月8日生まれる
1963年、横浜市立岩崎中学校卒業。日本コロムビアに入社。兄の影響により登山を始める。
1971年、日本コロムビアを退社後、日本アルパインガイド協会公認のガイドになる。
#のち、功績が認められ、日本アルパインガイド協会専務理事に就任。
1977年2月、マッターホルン北壁(4478m) 冬期単独登頂。
#北壁の冬期単独登頂はワルテル・ボナッティに次いで二人目。
1978年3月、アイガー北壁(3970m) 冬期単独初登頂。
1979年3月、グランド・ジョラス北壁(4208m) 冬期単独初登頂。
#アルプス三大北壁の冬期単独登攀の成功は世界初で、アルプス三大北壁は世界三大北壁とも言われ、世界登山史上に輝ける北壁三冠王となりました。
マッターホルン、アイガー、グランドジョラスの中で、最も困難なグランドジョラス北壁を174時間にわたる苛酷な戦いの末、単独登はんに成功した長谷川恒男の壮挙を描いた『北壁に舞う』長編ドキュメンタリー映画があります。
1981年、アルパインガイド長谷川事務所を設立。
1981年、南アメリカ最高峰アコンカグア南壁の冬季単独初登攀に成功。
1990年、パキスタンの未踏峰(当時)ウルタルII峰南西壁で登頂失敗。
1991年、ウルタルII峰に再挑戦中、雪崩に巻き込まれ星野清隆と共に遭難死。
1997年、「ハセガワ・メモリアル・パブリック・スクール」(長谷川学校)開校
#彼の遺書で、「もしも、私になにか起こったときには、土地の人たちを幸せにする事を考えて欲しい」と。長谷川夫人や登山仲間が考えた結果、長谷川氏が遭難したウルタルを望む場所が選ばれて、学校を創られました。
パキスタンには義務教育制度がなく、多くの子どもたちは学校に行っていなかったため、この開校は現地で多大な貢献をしています。
その校舎の壁に埋め込まれた記念プレートがあり、そこには「この学校から、長谷川さんのような勇気あるすばらしい人間が輩出されることを心から願う。」と誓いの言葉があります。
著書も多数で下記があります。
『北壁に舞う:生きぬくことが冒険だ』(集英社,1979年)
『岩壁よおはよう』(中央公論社,1981年)
『北壁からのメッセージ』(民衆社,1984年)
『我が青春の挑戦』堀江謙一、長谷川恒男著(聖教新聞社,1984年)
『山に向かいて』(福武書店,1987年)
『生きぬくことは冒険だよ』(集英社,1992年)
※3 足のサイズについて
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200362810
■メインブログであるランキング集は下記からみてください。
本ブログの目次にもなっています。
http://ameblo.jp/la-luna-sarah/entry-11076468738.html
下をクリックで読者になって下さい<m(__)m>
ブログを書く励みになります
ブログ村でランクアップ挑戦中
下をクリックで応援してください!
にほんブログ村
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント