今回は登山靴のおすすめメーカーランキングです。
今回、オススメのメーカー(ブランド)をランキングするにあたって、好日山荘(コージツ)、ICI石井スポーツ、モンベルショップ、アルペンの全国チェーン店と2つの登山専門用品店で計6店舗を2日間にかけて15ブランド、27種類を試し履きしました。
よくお分かりのことですが、一番大事なことは足にあったもので、後であっちの方がよかったと後悔しない様、購入前試し履きした方がいいブランドを紹介させていただきます。
なぜかというと、地域で一番いいと言われる店、大きい店、品揃えのよさそうな店でも、結構、取り扱っていない(取り扱えない)ブランドがありますし、そのブランドがあってもサイズがないから対象から外してしまう、店員によってはあうサイズがないのでお客様に合いそうな靴があるのに紹介しない(今回のこの試し履きでこういうことが結構ありました)などもあり、複数店で以下のブランドを最低限、試し履きした方がいいと思います。
今回、2つの登山専門用品店をまわり、その1つの店員さんは経営者の方で、その方はドイツものびいきで、イタリアものはいいようにはいわず、取りそろえている靴もドイツ製(ローバー、ハンワグなど)が多く、スポルティバ、ガルモントなどのイタリアの有名登山靴は取り扱っていなかったです。
もう1つの登山専門用品店では、お客にあいそうな靴が取り扱っていなかったようで、その店の経営者はその靴を試し履きできる他の登山専門用品店を紹介していました。さらにそのお客が場所を知らないと知ると丁寧にその場所を教えられてました。
次に別の店の店員さんは、いい登山靴かどうかは関係なく、サイズのあう靴を紹介し続けることもありました。これでは、靴ブランドに詳しくない人は混乱してしまいます。
上記の事例から、店員の意見は参考にすべきですが、その店員の登山歴(山名、標高、雪山経験、経験年数など)・過去履いてきた靴などを確認され、アドバイザーとして適切だと判断された方がいいように思います。
今回の試し履きで、多くの店員さんからオススメの登山靴などをいろいろ話を伺ったのですが、それはその店で取り扱っている登山靴が対象であって、実際、その店員さんが一番いいと思う登山靴はその店で取り扱っていない登山靴ということも少なくなかったです。
適切な店員(登山靴の知識、登山経験が豊富で、本音をいってくれるなど)と多数の試し履きの上で、最終判断されると、よりよい買い物になるように思います。
知識・経験が豊富で本音をいってくるなどのいい店員さんがいない場合も多くあるあもしれませんが、上記のことを知ってるだけで、店員さんへの質問が変わってきますので、よりいいアドバイスを受けられるようにに思います。
■おすすめ登山靴ブランド ランキング ベスト3
(色のついた文字をクリックすると関係するHPにジャンプします。)
【メーカー説明】
スポルティバは1928年、北イタリアトレント州のドロミテ山塊の小さな町バルディフィメで創業者のナルシソ・デラディオが地元の人達のために登山靴を手作りで提供したところからラ・スポルティバの歴史がスタートしました。
1953年、世界最高峰のエベレスト8848m の英国隊による初登頂されましたが、K2(8611m)は難攻不落で、数度のアメリカ隊の挑戦を拒み続けいましたが、翌年の1954年、スポルティバ社の靴を履いたイタリア隊(ラセデリ氏、ソルダ氏)によってK2初登頂され、スプルティバの名は一躍有名になりました。
そのK2初登頂で使用した靴が下記の写真です。(スポルティバのHPから)
また、クライミングアドバイザーによるフィールドテスト結果を靴作りに活かしています。
【コメント】
15ブランドの試着の中、なぜ一位についてです。
足の甲や膝のホールド(フィット感)がいいメーカーは多くあるのですが、踵(かかと)のホールドがいいところは多くなく、他社メーカーに比べ、一番、しっかりしていました。
また、ガイドの意見から機動性を向上させたガイド用登山靴(トランゴガイド GTX) を開発するなど、顧客志向、チャレンジ的な商品開発は素晴らしいと思います。
下の写真はトランゴガイドです。
2位 ハンワグ(HANWAG)
【メーカー説明】
1921年、ドイツ国家試験によって与えられる整形外科靴職人であったハンス・ワグナー(ワーグーナー)がドイツ、ミュンヘン近郊のヒアーキルヘンに創設しました。ローバー(LOWA)の創設者とは兄弟の間柄です。
設立当初から一貫して、頑固なまでのクラフトマンシップにこだわって造られた靴は、履きやすいだけでなく堅牢なため耐久性に優れているという、高品質の靴に対する最も高い評価をヨーロッパをはじめ世界各国で得ています。
【コメント】
デザインにおいてはハンバグ、ローバーなどのドイツ製はイタリアメーカーに比べ、少し昔堅気の古さがあるのですが、内部がしっかりと作られ、クッションも厚めで、履き着心地がいいです。
また、クッションが厚めながら、踵のホールドもそれほど悪くなく、いい仕上がりになっています。
重さ、デザイン性、踵のホールド感を重視する方にはおすすめできませんが、耐久性、履き心地重視の方にはオススメです!
兄弟会社であるLOWA(ローバー)も素晴らしく、ベスト3に必ずいれてもいいくらいですが、甲のホールド感はハンワグの方がよかったため、ハンワグを2位にしました。
3位 スカルパ(SCARPA)
【メーカー説明】
『スカルパ』はイタリア語で靴を表し、1960年代マッターホルン北壁の単独冬期初登頂に成功したヴァルテル・ポナッティを筆頭にイエジー・ククチカ、トモ・チェセンら多くの一流クライマーが絶大な信頼を寄せてきたブランドです。
設立は1938年で、イタリア北部のアゾロ村で誕生し、創立当初から登山家、山岳労働者、山岳兵を対象とした過酷な条件下で使用される製品を手がけ、登山靴、スキーブーツ、クライミングシューズ、トレッキングシューズ、そしてタウンシューズなど、幅広い分野の靴を研究しています。
【コメント】
他のブランドと比較して、よく流通した登山靴で、トップシェアを誇る人気ブランドです。
ただデザインがよいだけでなく、優れた素材の研究、製造技術も優れ、さすがトッププランドだけあります。
踵のホールド感ではスポルティバの上で、履き心地ならハンワグの方が上だったため、今回、3位にしましたが、踵のホールド感や履き心地、耐久性などをそれほどこだわらないなら、全体的にバランスがとれたいい登山靴ですので、1位になるように思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
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小学生の時買ってもらったキャラバンシューズで、山用の靴ってはき心地が悪いと思っていたのですが、去年goroでオーダーしたら はき心地の良さにびっくり。もう一足作ってもらいたいくらいです。
そんなに高くないんです。
写真のスプルティバ カッコイイけど
高そう。
はき心地は良いんでしょうか?
はいてみたいなぁ♪
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小学生の時買ってもらったキャラバンシューズで、山用の靴ってはき心地が悪いと思っていたのですが、去年goroでオーダーしたら はき心地の良さにびっくり。もう一足作ってもらいたいくらいです。
そんなに高くないんです。
写真のスプルティバ カッコイイけど
高そう。
はき心地は良いんでしょうか?
はいてみたいなぁ♪
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>Lizabstract a.k.a. LIZUCOさん
スポルティバはすこし高めですが、いい靴ですよ。履き心地よりはホールド感がいいと思います。履き心地よりはホールド感のあったほうが、安心感があって、長いくだりで爪をいためることがすくないと思います。
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>Lizabstract a.k.a. LIZUCOさん
スポルティバはすこし高めですが、いい靴ですよ。履き心地よりはホールド感がいいと思います。履き心地よりはホールド感のあったほうが、安心感があって、長いくだりで爪をいためることがすくないと思います。