【埼玉県】おすすめ山城ランキング

そこで都道府県別おすすめ山城紹介は読者の方に役立つ情報と思い、この企画をつくりました。このコンセプトを以下にまとめました。

『県別おすすめ山城紹介へ～コンセプト編～』今後、都道府県別でおすすめ山城を紹介していきます。これは筆者の悩みから、本企画を立ち上げました。 この紹介の前に本記事はこの企画コンセプトを説明いたします。【…ameblo.jp

都道府県別でおすすめ山城は和歌山県、滋賀県に続き、今回は関東初となるのは「埼玉県」の現存する山城から、ベスト７をあげます

ランキングについては、今までの訪問による感想がメインですが、他にインターネットの口コミ、所持している本(最後に記載)を参考にしました。

比企城館跡群の４城のうち、３城がランクインしています。

全体的に車ですと城めぐりしやすいエリアです。

１位 杉山城(初雁城)　☆続100名城　比企城館跡群

「山城のお手本」,、「山城の教科書」と言われる土の城の基本を学べる精密な縄張り。

山城初心者に是非みていただきたい山城。

コンパクトで山城の基本がわかりやすい。１時間ほどでまわれます。

２位　武州松山城　比企城館跡群

近くに吉見百穴という観光名所があり、セットでまわれます。

上杉氏と北条氏が取り合いをした重要な山城です。

岩室観音堂の裏から入場がおすすめです。あの入る前の雰囲気が好きです。

３位　鉢形城　★100名城

名勝地”玉淀”からみる断崖絶壁に造られた鉢形城がとっても素敵です

玉淀というのは、「玉のように美しい水の淀み」という意味で名付けられ、長瀞の下流にあたり、荒川が作り出した特徴的な地形で、文豪・田山花袋も、「東京付近でこれほど雄大な眺めの渓谷は他にない」と絶賛した景色です。本曲輪には、田山花袋の碑もあります。

宮沢賢治も気に入ってたとのことです。

筆者は山城ばかり調べたので、行ったときはこの玉淀は知りませんでしたが、歩いていると景色がきれいそうと思い、下に降りてごろ寝しました。

帰宅後、これが名勝地だったと知りました。多分、知らなくても遠くからみてそこからは景色がよさそうと思える場所でした。

これは歩きでの登城のメリットですね

一般的にお城は天守閣や石垣の景色を楽しむことが多いのですが、お城以外の景色で楽しめる点が素晴らしいと思います。今、お城以外で景色を楽しめたのは岩櫃城でした。

また鉢形歴史館もあり、知識をつけて攻城がいいと思います。

ここには小田原征伐で、前田利家、本田忠勝、上杉景勝、直江兼続、真田昌幸が攻めたとされています。秀吉軍のスーパースター揃い

４位　小倉城　比企城館跡群

山全体が岩山で築城時にでてきた石材をつかった全長100ｍ以上の石垣は圧巻。

関東でこれだけ多くの石塁はとても珍しいです。

登っていて岩山感があるので、この山城の魅力です。

５位　花園城

鉢形城の近くで一緒にまわれます。

最近、人気急上昇の山城！？

最大の特徴として挙げられるのは、竪堀と横堀とを組み合わせて複雑な堀の構造を呈している所です。長い竪堀はめっちゃ魅力的な山城です。

６位　腰越城（こしごえじょう）

大きく城山を囲むように蛇行しながら流れる槻川を自然の堀とした山城。
腰越城から青山城、その先の小倉城（５位）、菅谷館、青鳥城等を経由して松山城（２位）へ繋がるネットワークが形成されたとも考えられています。

秀吉の小田原征伐で前田利家によって落城となり、廃城になったと考えられています。

ところどころでいい景色が見えました。

７位　天神山城

行ってませんが、上級者向けで、廃墟マニアが好む山城のようです。

模擬天守があるようですが、管理が行き届いていないようです。

でもアドベンチャー感覚があり、それがお好きな方にはよさそうです！
【番外編：平城】比企城館跡群の残り１つは続100名城「菅谷館」です。

ここは土塁と堀が魅力的だったのですが、平城なのでラインクイン対象にならずでした。

菅谷館は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の畠山重忠(役：中川大志さん)の居城です。

畠山重忠は武蔵国男衾郡（現在の埼玉県深谷市）に生まれ、当初は平家軍に加わっていました。

後に源頼朝に服従してからは常に軍の先鋒を務め、鎌倉幕府をひらく際にも尽力し、奥州征伐など数々の戦功をあげました。
最期は頼朝の死後（落馬で死ぬのはおかしい、吾妻鏡で頼朝の死を記した年以前３年も記載がないのもおかしい、殺されたとの説があります）、幕府の権力争いをする北条氏の謀略により「鎌倉に異変あり」の報を受けて鎌倉へ向かう道中、鶴ヶ峰付近で討ち死にしたとされています。（１２０５年６月22日、42歳）