【伊作城】戦国島津の本拠地、巨大な空堀をもつ山城

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今回は筆者が鹿児島県No1山城と思う「伊作城(いざくじょう)」の紹介です。

 

伊作城は南北朝時代に島津氏の分家「伊作家」の城として築かれたとされ、戦国時代には城主島津忠良が島津氏の本宗家となると戦国島津の本城となりました。
島津忠良(島津日新斎)は「人の道」を説き、「君主の道」や「家臣の道」につながっています。

島津日新斎は「いろは歌」をつくり、「薩摩の聖君」とよばれています。

いろは歌の一例

い:いにしえの道を聞きても唱えても 我が行いにせずばかいなし

  訳:昔の賢者の立派な教えや学問も口に唱えるだけで、実行しなければ役に立たない。実践実行がもっとも大事である。

 

ろ:楼の上もはにふの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき

訳:大きなお城に住む身分の高い人、金持ちでも心が卑しかったら尊敬できない。
貧しく小屋に住む人でも、心が清く正しく高尚であれば真に仰ぐべき人である。
心のあり方によって人の真価が決まるのであるから、心を正しくもて。

 

家臣の道として「滅私奉公」があり、君主のために懸命に働くことこそが美徳とされ、命を惜しまず戦うことが島津の強さにつながりました。

この強さを目にした豊臣秀吉、徳川家康も一目おくこととなり、島津家は戦いに負けてもお取りつぶしを免れ、ひいしては江戸幕府を倒す一因だったと思います。
このことから島津家の最大の偉人は島津忠良ではないかと筆者は思います。

山城の話に戻り、この城は忠良の3人の息子である島津貴久、島津忠将、島津尚久、そして島津義久、島津義弘、島津歳久、島津家久の島津四兄弟の誕生地でもあり、記念の石碑が残っています。

戦国時代に増築を進められてきた城で、最盛期には南北750メートル、東西1,050メートル、城域全体の面積は50万平方メートルと巨大な平山城になりました。

本丸(亀丸城)の他に「山之城」「蔵之城」「花見城」「御仮屋城」「東之城」「西之城」と6つの曲輪がある巨大な山城。
地勢は、城の東から南に向かって伊作川が流れ、北と西側は多宝寺川が流れて、天然の堀となり、北から東側はシラス台地の巨大な空堀があります。

 

◇アクセス 本やインターネットで記載がなかった情報です。

鹿児島中央駅からバスで「ふもと」で下車、バスを着た道(県道22号線)を戻ると、次の看板があり、左折します。

筆者はインターネットや本で調べたところ、「東本町」下車のみでした。実際、「ふもと」で降りたほうが登城がわかりやすいです。帰路は大手道で下山し、「東本町」から鹿児島中央駅行きのバスに乗ります。

 

伊作城は「山之城」「蔵之城」「花見城」「御仮屋城」「東之城」「西之城」の6つの曲輪があって、先ほどの本丸の看板から左折するとちょっと歩くと、右側に「山之城」の入り口があります。

 

歩きやすかったです。

「山之城」の本丸は造作物があり、遺構はありません。

 

元のルートに戻ると次の看板があります。

筆者は次のようにまわりました。

ふもとバス下車→県道22号線・左折→①山之城→(現在)→②蔵之城→③亀丸城(伊作城の本丸)→④大空堀→⑤御仮屋城→⑥花見城→大手道→多宝寺口→東本町バスのりば

亀丸城(左)と蔵之城(右)に向かう道です。

亀丸城(左)と蔵之城(右)

 

亀丸城(左)と蔵之城(右)の分かれ道で案内板がありました。

 

 

蔵之城はあまり遺構はなく、でかい曲輪です。

 

亀丸城(本丸)に着ました。

島津忠良が島津宗家の当主となり、孫が島津四兄弟がここで生まれ、石碑があります。

蔵之城、亀丸城に行き、元の位置に帰ってきました。

 

ここが伊作城のメインポイントです。下に下りると大空堀がありますラブ

 

降りていくと徐々に大空堀が見えてきました。

細くてするどく、高さがある空堀ですびっくり

左が御仮屋城、右が亀丸城(本丸)

ずっとつづいています。

ここを下っていくと下に降りられるようです(空堀道)が、今は通行禁止のようです。

 

仕方なくUターン

次は御仮屋城へ

ここも単純な曲輪です。

亀丸城の入り口にもどる途中で右へおり、大手道から多宝寺口まで降ります。

 

大手道で降りていくと竹林がありました。

多宝寺の方に向かいます。

この奥が花見城です。強引にあがりましたが、藪で遺構がわかりませんでした。

遊歩道へ。

 

大手道はあまり通られていないようで藪道のような感じです。

多宝寺口にでました。

伊作城の全景です。

東本町バス停から多宝寺口へは次を左折します。

 

東本町バス停からタクシー会社を過ぎてすぐ左折が多宝寺口へ。

 

皆さん、伊作城はいかがだったでしょうか?
 
よろしければコメントをいただけますとありがたく思います。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

◎山城
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コメント

  1. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    素敵ですね。
    以前アドバイスをいたき、ありがとうございました。
    自分はプライドが高くて女性に謝ったことがないので、今までウロウロしていました。
    やはり彼女が諦められないので、自分勝手さを謝り、できればやり直したい気持ちを伝えようと思います

  2. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    素敵ですね。
    以前アドバイスをいたき、ありがとうございました。
    自分はプライドが高くて女性に謝ったことがないので、今までウロウロしていました。
    やはり彼女が諦められないので、自分勝手さを謝り、できればやり直したい気持ちを伝えようと思います

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >Katsuさん
    別れると元カレは完全消去という方もありますので、準備はしっかりされたほうがよいように思いました。
    (ご自身の反省と再発防止などを、相手に何を与えることができるか)

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >Katsuさん
    別れると元カレは完全消去という方もありますので、準備はしっかりされたほうがよいように思いました。
    (ご自身の反省と再発防止などを、相手に何を与えることができるか)

  5. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ありがとうございます。
    再発防止とは誓いのことですかね。もう2度と孤独にさせない、毎日連絡する、などでしょうか。信じて貰えるかどうか。

  6. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    ありがとうございます。
    再発防止とは誓いのことですかね。もう2度と孤独にさせない、毎日連絡する、などでしょうか。信じて貰えるかどうか。

  7. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >山城・歴史☆111ケ国の旅人 はぎーのランキング集さん
    ありがとうございます。
    再発防止とは誓いですね。もう放っておかないとか毎日連絡するとか。信じて貰えるかどうか。
    恥ずかしいのですが、自分に会った時の彼女のとびきりの笑顔、手抜きしたサプライズにも幸せと言った顔など、時間と供に強くなり苦しいのが本音です。
    でもそんなこと、男が言えませんよね。

  8. Katsu より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >山城・歴史☆111ケ国の旅人 はぎーのランキング集さん
    ありがとうございます。
    再発防止とは誓いですね。もう放っておかないとか毎日連絡するとか。信じて貰えるかどうか。
    恥ずかしいのですが、自分に会った時の彼女のとびきりの笑顔、手抜きしたサプライズにも幸せと言った顔など、時間と供に強くなり苦しいのが本音です。
    でもそんなこと、男が言えませんよね。

  9. SECRET: 0
    PASS:
    >Katsuさん
    再発防止は自分の宣言で、それを信じるかどうかは相手次第だと思います。
    再発防止は自分勝手といわれてますので、自分勝手と相手が思われないような行動やコミュニケーションを相手に提案することになるのでしょうか。
    「男がいえませんよね」は今の時代、男だからは時代にあっていないと思っています。人として、素直で誠実であることが伝わるような行動、発言が重要と思います。

  10. SECRET: 0
    PASS:
    >Katsuさん
    再発防止は自分の宣言で、それを信じるかどうかは相手次第だと思います。
    再発防止は自分勝手といわれてますので、自分勝手と相手が思われないような行動やコミュニケーションを相手に提案することになるのでしょうか。
    「男がいえませんよね」は今の時代、男だからは時代にあっていないと思っています。人として、素直で誠実であることが伝わるような行動、発言が重要と思います。