ヒマラヤトレッキング～ランタン谷～その１

　今回から年末年始に出かけたネパールでのヒマラヤトレッキングについて書きます。
　
　場所はネパールのランタン谷で、1949年、イギリスの登山家・探検家ティルマンが「世界でもっとも美しい谷の1つ」と絶賛した谷で、ネパールの首都カトマンズ(カトマンドゥ)の北約50kmに位置しています。
　
今回のメインは２点です。
　①綺麗な谷でのトレッキング３日間
　②ツェルゴ・リ4984m登山（５日目）
　
　ツェルコリ頂上は特に綺麗かつ真近に壮大な山々※１が360度パノラマで見え、「ヒマラヤの箱庭」とも言われてることが実感できる場所です。
　
※１　みられる山々が次の通りで、これだけ5500m～7225mという高い山々が360度、間近に見えるところは世界でも珍しいです。
・ランタンⅡ(ランタン２峰)6581m
・ランタンリルン7225m
・キムシュン6745m
・ヤンサツェンジ(ヤンツァ・ツェンジ)6543m
・ヤラピーク5500m
・モリモトピーク6750m※２
・ランシサリ6427m
・ウルキンマン6151m
・ガンチェンボ6387m
・ボンゲンドクブ5930m
・ナヤカンガ5846m　

※２　1961年春、ランタン･リルンのリルン氷河で雪崩により遭難死した大阪市立大隊・隊長の森本嘉一の名にちなんだ命名されまています。

　
　ツェルゴ・リの他にもヤラピーク(5500m)もよく、雪山の入門としても人気ある場所で、今回はヤラピークは２日間必要でしたので、日程上、無理でしたが、ツエルゴリ4984mだけでは物足りなかったため、ヤナピークB.C.(ベースキャンプ)4750mには行ってきました。
　

今回のトレッキング＆登山の日程は下記のとおりです。
　
１日目　シャブル(1430m)※３　ミニトレッキング

２日目　シャブル～ラマホテル(2435m)
　
３日目　ラマホテル～ゴルタベラ(3010m)～ランタン(3541m)
　
４日目　ランタン～キャンジンゴンパ(3840m)～キムシュン氷河(4200m)～ランタン・リルン・ベースキャンプ(4400m)～キャンジンゴンパ(3840m)
　
５日目　キャンジンゴンパ～ヤラピークベースキャンプ(4750m)～ツェルゴ・リ(ツェルコ・リ)登頂(4984m)※４～キャンジンゴンパ(3730m)

それぞれの位置関係は下の地図でご確認ください。　　

※３　シャブルまではネパール首都カトマンズからエクスプレスバス(約５００円、要予約）で約8時間です。
人気のネパールトレッキングであるアンナプル、ダウラギリ、エベレスト街道、カラパタール、ゴーキョピークはカトマンズからポカラ・ルクラへのフライトが必要で、悪いことに天候不良によるフライトキャンセルが多く、旅程変更の可能性が低くないです。
このランタン谷は車の移動のため、旅行日数延長に困るトレッカーにはおすすめの地域になります。
　
※４　ツェルゴリ以外ではより簡単な登山として、4350mの第１ピークを経過して、第２ピークのキャンジン・リ4550m（タルチョがはためくピーク）があります。

　体力、高山病の症状に応じて、4350m、4550mのピークが選択でき、4550ｍでも余裕があれば、さらに奥にすすみ、縦走（1日必要）ができ、おすすめのコースです。

　4550mの往復なら4～6時間ぐらいかかります。

　
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