この記事でわかること
- 攻撃の流れやプレーをオリジナル視点で図式化してわかりやすく解説!
- 攻撃を分析し、独自作成した試合の流れ図で、わかりやすくシンプル化。
- 攻撃の基本プレーをイメージで理解できるので、観戦ポイントがだんだんわかってきて、どんどん楽しくなる!
- モチロン、実際の試合を観戦するときに使える!わからないことが減って存分に楽しめる!
筆者について
- ラグビー経験はありませんが、コアファンであり、幅広い観戦歴と独自目線での分析力があります。
・観戦歴(ラグビー):高校、大学、日本代表、リーグワン、サンウルブズ(解散)
・観戦歴(その他):野球⇒バスケ(NBA)⇒テニス⇒サッカー⇒ラグビー・アメフト(NFL)
➡なので皆さんと同じ視点でラグビーをみられます!
これから監督/解説者視点でラグビーを極めようとがんばっていきます!
攻撃プレーは実はシンプル!
攻撃プレーは実は、ラン・パス・キックの三種類のみで、すごくシンプルです!
さらに1~8番はキックはほぼしないので、ラン・パスのみの選択です。
それを試合の流れにあてはめて、フローチャートをつくってみました。日本初の図式化!?
★キックでスタート(キックオフ)
試合をスタートするとき、キックオフで相手陣にボールをワンバウンドさせて蹴ります。
そのキックは精度の高いキックができる10番が多いです。
★ボールキャッチすると上図の流れが”次の3点が発生するまで”、続きます。
さらにセットプレーやキックオフを経て、上図の流れどおりになります。
- 反則⇒セットプレーから再開⇒(B)にもどる
- ボールが外に出る(タッチ)⇒ラインアウトから再開⇒(B)にもどる
- 点がはいる⇒(A)にもどる
ボールをもった人は次の3つの選択をします。整理すれば実は単純!
選択2:パス
選択3:キック ※1~8番(フォワード)は殆どしないため、選択1・2のいずれかです。
各攻撃(ラン・パス・キック)の解説
ラグビーは陣取りゲーム!陣取りをするために次の3つの選択をしていきます。
陣取りゲームの説明はコチラ ※とても大事な内容です。是非、読んでみてください。
ラグビーは前にパスできないため、陣取りするにはランとキックをすることになります。キックは一度、手を離れるので、敵ボールになる可能性がありますが、ボールを確保して前にすすむにはランのみです。そのため、キックによる大きな陣地回復よりも、ボールの確保を優先したい場合はランになります。
◎ランの観戦ポイント
①1~8番(フォワード)の場合
タックルしてきた敵を突き放せるか、どれくらい倒れずに前にすすめるか?がポイント!「ボールより前でプレーしてはいけない」というルールのため、ランした選手がタックルにも負けずに前にすすむとディフェンスはボールより後ろに下がらないといけないのでボールをすぐにとりにいけません。
そのため、タックルされても倒れず前に進もうとすることは、陣取りとボール確保にたいへん有効です(タックルをうけても”ぐりぐり”と前に進む選手を観たことがあると思います)。これができているチームの勝率はかなり高いです。
タックルされて、どれほど持ちこたえて前にすすんでいるかを観てみましょう!
他にランでもビックプレーがあります。
いつもはタックルで倒れてボールを手放すのが一般的ですが、地面についたボールをとり、立ちがあがって走ってもいいというルールがあります。このプレーはタックルされてもさらに突進できるという強靭なフィジカルが必要で、これができれば超ビックプレーです!日本代表でもできる選手が少なく、姫野が得意です。
次の背番号が次のランが期待されます。
・体重とパワーをいかした:1・3・4・5番
・パワーとスピードをいかした:6~8番
②9~15番(バックス)の場合
・スピードとパワーを活かした:12・13番
また、フィジカルを活かし、タックルしようとする相手選手を、手で突き離してタックルを防ぐ(ハンドオフ)も得意です。
※ラインブレイクの映像を観たい方はコチラ同志社大学製作
・一番端にいる(敵がいないことが多い)俊足:11・14番
(一般的にこのポジションが注目され、映像も多いです)
・試合全体を俯瞰し相手の弱点を攻撃する:15番
パスする時は次のような場合
・敵が近くにいる場合
・敵陣にスペースができていて、ボールをまわして早く展開したい場合
・タックルされ、ボールを手放さないといけない場合
パスの種類は実際に観ると、分かりやすいので、次の動画で確認してみましょう。
◎パスの観戦ポイント
次は筆者が注目する「パス」に注目します。まず、観戦する時では何番のどの選手が「パス」をしたのかをチェックしましょう。「パス」は地味なプレーですが、得点の起点になることも多いのも特徴です。「パス」の種類もいくつかあるので、慣れてきたら、チェックしてましょう!
・パンチパス:体の近くからパンチするようにスイングなし(敵に読まれにくい)の素早いパス
・バックフリップパス:背中越しに投げるパス
・キックパス:キックで唯一前方に出すことができるパス
・ノールックパス:レシーバーを見ないで出すパス、次のタップパスと同時に行えると効果的です。
・タップパス:味方から飛んできたボールをキャッチせず、そのまま弾くパス
試合の流れの中で多いのがキックです。
キックもまずは動画を観てみましょう。
◎キックの観戦ポイント
「キック」は攻撃する時に陣取りや得点の出発点になります。ロングキック以外は10番に求められるキックで、チーム内で特に10番の重要性が理解できます。
①ロングキック
ロングキックにはスクリューキック(スクリュー回転)と、パントキック(縦回転)の2種類があります。スクリューキックの方がパスと同様にスクリュー回転が掛かるので遠くに飛ばせます。
ロングキックをすることで、敵にボールを渡す代わりに大きな陣地がとることができれます。いいロングキックかどうかは、蹴ったボールを敵がキャッチするまでどれくらい時間を稼げるか(相手のいないスペースへのボールを蹴ることや、ノックオンしそうで相手が慎重になってすぐにキャッチをしないなど)がポイントです。
このキックができる選手(15番が得意なことが多い)がいるか否かでチームの勝率は左右されますので、ロングキックでどう陣地をとっていけるかに注目してください。
②タッチキック
ボールをキックでタッチラインの外に蹴り出すことです。主に10番が行います。
特に「50:22キック(※)」を決めたときは会場がわきます!
なぜなら、このキックを決めるのは非常に難しいからです。
※自陣(フィールドの半分なので「50」と言っています)から蹴ったボールが敵陣22mラインを超えて間接的にタッチラインの外に出るキック
③ハイパントキック
ボールを高くあげるキック。ラン攻撃が停滞したときなどに使います。近距離で行うキックのため、ボールキープができたかどうかがポイントです。9番、10番、11番、14番、15番もよくこのキックをしています。
超一流の11・14・15番の選手になれば、キックして、俊足を生かして誰よりも早く、そのボールを取って、トライをするというプレーもできます。これは敵にコンタクトなしでトライできますので、ワールドカップの勝利にはこれができる選手が必要と思います。
日本代表では竹山、野口、尾崎です。
④グラバーキック
ディフェンスライン突破のためのボールを転がす(クラバー)キックです。優秀な11番、・14番がいるチームは非常に効果的にはたらきますです!10番、12番が得意です。
⑤ドロップゴール
ボールを一度バウンドさせて、ゴールを狙うキックです。10番の選手が得意です。
リーグワンでも決めることは非常に難しいです。
リーグワン11節終了時点(全16節)でも、決めているのはわずか2人のみです。山沢が2回、レメキ選手の1回で計3回です。非常に難易度が高いことがわかりますね。チャレンジしたときは失敗しても拍手ものです!
■まとめ&復習
今回は試合の流れから攻撃のラン・パス・キックの基本プレーを得意なポジション(背番号)もあげて解説しました。
併せて、各攻撃基本プレーの観戦ポイントをあげましてので、この記事をプリントアウトして持って行って、観戦してもいいかもしれません。実際のゲームでプレーを確認すると理解が増します。
試合がすごくわかりやすく、より楽しめると思います。
今回は以上です。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
よろしければ最下部からコメントをして頂けると、とてもうれしいです♪
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【筆者の過去の経験談】
過去、スカパ-より安い”J SPORTSオンデマンド”に契約変更しました。しかし、オンデマンドでは、もう一度シーンを確認しようとすると30秒バックしかできず、巻き戻しもできないため、プレーを確認しながらの観戦はタイムロスが多いです。
ラグビーをよく理解するには、リプレーが必須ですので、スカパーでの観戦をおすすめします。
また、二人で観るなら、PCでの観戦は疲れてしまうので、TVの方が楽しめると思います。
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最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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